お年寄りの熱中症を予防する方法
夏場(6月から9月くらい)の時期になると心配になるのが熱中症です。熱中症は命にも関わることがあるので注意したいのですが、特に年配の方は十分な対策が必要になります。
[参考資料] 東京都福祉保健局
統計を見ていて気になった点があります。それは家族と同居していない単身住まいの方でクーラーを使っていない方のリスクが高くなることです。
自分の親や祖父母の世代が熱中症にかからないようにするためには家族の協力が必要であることにも気付かされました。以下はお年寄りの方が熱中症にかからないようにするためにできる対策です。
部屋の工夫-扇風機だけでは無理
高地や北海道などの夏場でも涼しい地域を除くと扇風機だけでは夏場を過ごすのは正直無理があります。
ここ数十年で温暖化が進んでいるので夏場の平均気温も上がっていますし、現代家屋は風の通気はさほど良くないので熱がこもりやすくなります。
なおかつ都市部で気温が上がると大抵はエアコンを付けるので室外機を回すために外気温も上がります。それで暑い日に窓とドアを開けて扇風機だけで過ごすのには無理があります。(防犯上も好ましくない)
若い世代の方であれば暑ければ大抵すぐにエアコンを回しますが年配の方はエアコンの冷気が苦手という方も少なくありません。
しかし夏場35度近くにも上がる地域ではエアコンは必須になります。ぜひ家族が説得してエアコンの設置をするように助けましょう。しかしエアコンを設置するだけでは不十分です。
◆暑い日の声掛けが大切な理由
お年寄りの方はエアコンをつけたがらない傾向にあります。エアコン独特の冷気が身体に染みるような感じを受ける方もいるでしょう。
しかしエアコンの目的は室内温度の調整なので、エアコンの冷気が直接身体に当たらないように工夫をしながら室内温度を適切に保つよう工夫する必要があります。
年配の家族が近所に住んでいれば直接訪ねることもできます。もし遠方に住んでいる場合にはどうすればよいでしょうか。翌日の天気予報を前もって見ておき、当日の朝/日中に電話をかけるのは有効な手段です。
エアコンをつけるよう促すだけでなく現在の気温を尋ねてみるのも良い方法です。室内温度がきちんと適正に保たれているか確認することができます。
◆水分補給も必要
熱中症を予防する上で水分補給も欠かせません。単に水分を補給するだけでなく塩分も摂取する必要があります。好みにもよりますがスポーツドリンクは手軽に塩分も摂れるのでおすすめの方法です。
まとめ:家族が関心を示すのが熱中症の予防になる
お年寄りの方が熱中症にかかるのを未然に防ぐには家族の関心は欠かせません。健康だけでなく時には命に関わることもあるので積極的に関心を示したいものです。
関連記事
-
ガーデニングが心身の健康に役立つ理由とは?
ガーデニングは心身の健康を保たせるのに役立つのをご存知でしょうか。 体系的に行わ …
-
お味噌汁が健康に良いと言われる理由
一般的に洋食よりも和食の習慣を持っている人のほうが成人病や様々な病気にかかりにく …
-
海外生活者におすすめ!自宅で納豆を作って腸内環境を整えよう
海外で生活していると、どうしても日本食が恋しくなってしまうものです。特に納豆や味 …
-
症状に応じた心療内科と精神科の見分け方とは?
なんか最近身体がずっとだるい、やる気がしない、気持ちが塞ぐなど誰でも感じることが …
-
白湯(さゆ)が冷え性改善や身体に良い理由とは?
私には中国人の友人たちがいます。 彼らは事あるごとに水をよく飲むようにすすめてき …
-
ウォーキングだけでは不十分!?インターバル速歩はおすすめ
健康促進のためにウォーキングをしている方は少なくありません。当サイトでも健康法の …
-
中性脂肪を下げるために押さえておきたい3つの点
初めて受けた市の特定健診で中性脂肪値が引っかかってしまいました。 値は204(基 …
-
40代女性は必見!びまん性脱毛症の原因と対処法
女性の方で40代に入ってから髪の毛のハリ・コシがなくなってきたと感じている方は少 …
-
膿栓(臭い玉)は病院の何科で除去できるの?
くしゃみや喉の奥に力を入れた時に出てくることがあるのが膿栓(臭い玉)ですが、口臭 …
-
健康マニアのマダムに「これは食べちゃダメ!」と言われた食べ物3種類
以前に健康マニアのマダムに「この3つは食べちゃダメよ!」と言われた食品があります …
- PREV
- 気をつけて!大人あせもの原因と対処法
- NEXT
- 簡単!外出時に熱中症を予防する方法