膝が痛むけれど、どのタイミングで病院に受診しに行ったら良いのか分からないまま時間が過ぎてしまうことがあります。しかし直ぐに受診すべき理由を詳しく解説します。
痛みが気になるなら直ぐに受診すべき理由
膝の痛みの原因の多くは変形性膝関節症といい、関節内の軟骨や半月板がすり減ってきて痛みの原因を作っています。
人の身体は本当に精巧に作られていますが、半月板や軟骨は皮膚とは違って一度傷がつくと自動的に再生することはないのが特徴です。
それで放っておいても治癒することはなく徐々に症状が進行してゆき生活に支障をきたすようになってから初めて受診するのでは遅いのです。
既に症状が進行してしまい、変形してしまった関節などは手術を除いては劇的に改善することはありませんので患者さん本人がつらい思いをすることになります。
受診するのが早ければ早いほど運動療法を中心とした方法で症状の進行を食い止めれられるので、不必要な痛みや治療にかける時間や費用を減らすことができるのです。
発熱や全身症状がある場合は速やかに受診を
徐々に膝の痛みが気になっているのとは別に、急激に膝が痛くなることがあります。この場合は関節症以外の病気が潜んでいる可能性が高いです。
放っておいては症状が悪化するだけなので速やかに受診しましょう。
顕著な症状が膝の痛みで他に発熱などがあり、他の部位に疾患が潜んでいるのでなければ整形外科を受診します。問診や触診に加えてX線検査や時には血液検査や関節液を抜いて症状の原因を調べます。
まずは原因をきちんと調べて何の疾患なのか特定してから必要な治療を施します。いずれにしても膝の痛みが気になるようであれば直ぐに医療機関を受診する必要があるのです。