NGです

運動療法や変形性ひざ関節症に悩まされている万人向けの治療法と言いたいところですが、行えない人もいますし途中で止めるべき時もあります。

運動療法自体が言葉の通り「療法」なので医師の指示の元に行う必要があります。なぜなら患者さん一人ひとりの状況が異なるからです。

判断は医師によるものなので、一つの参考としていただければと思います。

生活習慣病のある人は要注意

例えば高血圧や糖尿病のある方は運動療法を開始する前に必ず医師に相談します。検査をした時の数値が一定範囲内でされば運動療法を行えます。

しかし現在治療で薬を飲んでいる方や数値が一定範囲内を超えているのであれば運動負荷試験を行ってどの程度の運動であれば問題なく行えるかを医師が判断してくれます。

いずれにしても運動療法で力を入れるのと同時に息を止める動作(筋力トレやストレッチの時)は身体に負担がかかるので止めておきましょう。

突然に症状が出たら速やかに止める必要性

運動療法を行っている際に突然に強い痛みが出てくることも考えられます。まずは速やかに運動を中止して膝の状態を確認します。

炎症や腫れが見られるかも知れません。この場合は運動を止めてしばらく様子を見るか薬物療法で回復を図るかが必要になります。まずは医師に相談して指示を仰ぎましょう。

他にも全身症状が出ることも可能性としてはあります。例えば動機やめまい、息切れや気分の悪さなどを訴えるかもしれません。全身症状が出たならばすぐに切り上げます。

医師には必ず相談してどの程度の運動量であれば無理なく行なうことができるのか話し合って調整を図ります。

要は 膝以外の状態が良好な人にとって運動療法は比較的容易に効果を上げますが、何らかの疾患を抱えていたり不調を訴えている人は必ず医師の指導のもとに行なう必要があるということです。