家事をする女性

膝が痛いと極力動かさないようにしたいと思うものです。しかしあまり大事にし過ぎては徐々に筋肉も衰えてゆき痛みは強くなる一方です。

なるべく自分でも家事を行う必要がありますが、痛みをできるだけ軽減しながらするには幾らかのコツがあります。簡単に紹介したいと思います。

立ちっぱなしの姿勢は膝を痛めやすい

どんな種類の家事をするにしても立ちっぱなしの姿勢は膝に負担を掛けてしまいます。なぜなら立ち続けていると体の荷重が膝にかかるからです。

特に食事を作る際には立ち続けることが多いでしょう。料理も立たなければできない作業と椅子に座ってテーブルに向かってできる作業があります。

少し疲れたら椅子に座ったり、立つ→座っての作業を織り交ぜながら行なうと膝に係る負担を減らすことができます。立つ姿勢で行なう家事としては掃除機がけや洗濯物干しも同様です。

椅子をできるだけ活用する

まずは生活の中でどんな家事を行っているか考えてみましょう。その後で「できるだけ椅子に座りながら作業ができるか」考えてみます。

例えばアイロンがけや洗濯物をたたむのは椅子に座りながらテーブルに向かえばできる作業でもありますし、拭き掃除なども可動式の椅子を使いながら行えば立ち続けずに済みます。

前述の料理を作る時と同様に「途中で休む」ためにも椅子を活用できます。洗濯物干しも量が多いと意外と時間もかかるものです。途中で休憩しながら行えば幾らか痛みを軽減できます。

膝が痛む体勢を取らないような工夫を

家事を行なうときに膝が痛む体勢を取らないようにすることができます。

台所の用具や調味料を置く位置もひと工夫できます。棚の下の部分はかがみ込まないといけないので、頻繁に出し入れするものは別の場所、かがまなくても良い場所に保管します。

大体の目安として、腰の高さ辺りから上の方がかがまなくて済むので膝が痛くなりにくいです。例えば台所以外にもタンスのどの位置に頻繁に使うもの、例えば下着類を入れるのか考えてみると良いでしょう。

意外と膝が痛くなる前の習慣でしていたものが今は「膝にやさしくない」場合もありますので今一度家事全体を見なおしてみて、できるだけ膝に負担がかりにくい方法を取ることをおすすめします。