靴下

変形性ひざ関節症において急性期に炎症や熱感がある場合を除き、慢性的な状態の時にはできるだけ膝を冷やさないように工夫します。

そうすることで膝と周辺の血流を保ちながら筋肉や靭帯などの拘縮(縮んで動きが鈍くなる)を避けることができます。夏と冬のどちらの時期においても注意を払っておく必要があります。

膝を冷やさないようにするための工夫点

外出時はもちろんのこと家にいる時でも膝を冷やさないように工夫する必要があります。例えば夏場の時期でもクーラーの風が直接膝に当たると膝が冷えてしまいます。

オフィスや家でも膝が冷えないようにズボンを履いたりサポーターを付けることができます。どうしてもスカート着用が義務付けられているのであれば、ひざ掛けを使用したり冷風が来ない位置に席を変わってもらえます。

一般的に男性社員は暑がりなので喜んで替わってくれるでしょう。

裸足で 家の中を歩くのも冷えの原因となります。足の裏から徐々に冷えてゆき、膝も同時に冷たくなってゆきます。

その理由からも家では裸足でスリッパよりも靴下をきちんと履いた方が膝の冷えを防ぐことができるでしょう。

就寝時 にも膝を冷やさないよう工夫が必要です。

膝の冷えが気になるようであればサポーターを付けて寝ることができますが、もし圧迫感があって気になるようであればサイズが大きめのものを寝るときだけ装着するか包帯のようなものを軽く巻くこともできます。

湯船 入る習慣も膝を温める効果があります。シャワーも早く済ませられて便利ですが、ゆっくり湯船に使って膝を温めると膝の拘縮も改善しますしストレッチもできるので一石二鳥です。