足の親指の痛み-痛風

「風が吹いても痛い」と言われる痛風ですが、一般的には足の親指付け根辺りに起こるとされています。しかし痛風は膝にも起こることがあります。

膝関節内の痛風の発作も突然起こります。

夜間に起こることが多く、安静にしていても激しい痛みに悩まされるのが特徴です。痛みは一週間ほど続いて治まります。しかし原因を改善しないと骨が破壊されて変形する恐れもあります。

実は痛風の患者の9割以上が男性で、特に働き盛りの方に多く見受けられます。理由については続きの部分で解説したいと思います。

原因は食生活の問題にある

痛風の原因は血液中の尿酸値が基準より高くなることにあります。(高尿酸血症)尿酸の数値が高いと結晶化したものが関節に付着して剥がれ落ちます。そうすると白血球が攻撃を開始して炎症と痛みが起こるのです。

原因はプリン体を多く含む食品、肉を多く摂り過ぎることや運動不足にあります。またアルコール分は分解されるときに尿酸を産出するために溜まってゆきます。これが働き盛りの男性に多い理由です。

痛風の診断と治療方法

痛風の診断は血液検査を行い尿酸値の数値を調べるのと痛みのある関節から関節液を抜き取って結晶が見られるかどうか確認します。

治療は痛風の発作や炎症・痛みを抑えるためと尿酸値を下げるための薬物療法を行います。しかし痛風自体は生活習慣が原因なので食事の取り方やメニューを変えてゆかなくてはなりません。

プリン体を含む食品を取り過ぎないよう気をつけることだけでなく、肉中心のメニューから野菜中心へと変化させる必要があります。定期的な運動や飲酒量をほどほどに控えること、水分を十分に摂取することが含まれます。

痛風は一種の生活習慣病なので、食習慣を改善するならば痛風を治すだけでなく他の疾患の予防にもなるので積極的に取り組みたいものです。