保存療法を一定期間行っても改善が見られず生活に大きな支障を及ぼすならば手術を検討します。患者さんの年齢や膝の状況、今後の生活目標によっても手術の選択は異なります。
≫ 高位脛骨骨切り術
変形性ひざ関節症によりＯ脚になった状態を改善させる目的で行われます。手術法は２種類あり脛骨の外側を切るクローズドウェッジ法と内側を切るオープンウェッジ法があります。
≫ 関節鏡を使った手術
半月板の剥がれや関節軟骨の毛羽立ちが原因で痛みが生じるときに関節鏡を使って取り除く手術を行います。他の手術よりも身体への負担が少ないのが大きな特徴です。
≫ 人工膝関節置換術
症状が既に重度で薬物療法や運動療法に効果が見られず、なおかつ生活に重大な支障を及ぼしている時に人工関節の設置を検討します。手術後や生活上の注意点を覚えておく必要があります。
≫ 手術後のリハビリの流れ
手術後すぐにリハビリが始まります。最初はほとんど動かない脚が徐々に使えるようになってゆくのは本当に嬉しい経験です。全体的な流れを紹介しています。
