「ニキビがなかなか治らない・・」
と悩まれている方の中には、皮膚科に長期間通っていても、いまだにニキビが治らない方もいるようです。

せっかく病院に通って、時間もお金もかけているのに治らないと本当に辛いですよね。そこで考えるのが「ニキビって皮膚科以外でも治すことができるの」という疑問です。

今回は実際にどのような方法があるのか紹介してみたいと思います。病院に通っていてもなかなか治らない方は、ぜひ参考にされてください。

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ご注意を!:このページの目的は皮膚科に行かないことを推奨するものではありません。皮膚科に通っていても、なかなか治らない方のために、思い起こしてもらいたいことや、他の治療法もあることを客観的に紹介しています。今現在、ニキビが出て悩んでいる方は、まずは皮膚科に通いましょう。

皮膚科に通うだけではニキビが治らない理由

皮膚科に行くだけでニキビが治ると思っていませんか?

実は皮膚科に通うだけではニキビは治りません。なぜなら皮膚科での治療は対処療法に重きを置いているからです。

病院に行った時に処方されるのは抗生物質や殺菌作用のあるクリームです。初期段階では既に出ているニキビを退治して、それから徐々にニキビが出づらい状態に回復してゆくという方法がスタンダードです。

ニキビの色素沈着を防いだり、肌のターンオーバーを促進するためにビタミン剤(B,C群)は確かに役に立ちます。一度出てしまったニキビを抑制するためには確かに必要な栄養素です。

しかし大人ニキビの場合は、対処療法に加えて原因を突き止めて改善しない限り、いつまでも皮膚科に通って対処療法を続けてゆく事になってしまいます。

これが多くの人が感じている「皮膚科に行ってもニキビが治らない」原因ではないでしょうか。

原因療法は自分持ちで

病院行くの?
風邪のような場合は医者に行って薬をもらって2~3日休めば大抵は治りますよね。残念ながらニキビは「医者に行く=治る」の方程式は当てはまりません。

先に述べたように、皮膚科の治療は対処療法の比重が大きいので、原因療法は自分で行わなくてはなりません。

例えば、抗生物質を飲んでいても、脂っぽいものや糖分の多いものばかり食べていたり、睡眠が十分にとれていなかったりなど、生活を律していないと十分な効果は期待できません。

それで、皮膚科に通いはじめたならば、医者頼りにはできません。ニキビの原因を解消するのはご自身の生活スタイルが多いに関係しているので、改善すべき点は努力して実行するようにしましょう。

もし健康的な生活スタイルをできることは十分に行っており、病院に通っていても改善しない場合にはどんな方法があるでしょうか。

漢方薬もニキビを治す選択肢の一つ

大人ニキビの原因の一つとして内臓レベルの低さが挙げられます。

冷え性で代謝が悪く、胃腸が虚弱気味だと、便秘がちになりニキビが出やすい人も少なくないでしょう。恐らく女性の場合はこのパターンが当てはまるのではないでしょうか。

体質改善のために食生活を大幅に変える必要があります。それに加えて漢方薬の助けを借りてニキビの出づらい体質へと変化させてゆくことは可能です。

選択肢の優先度としては・・
1.医師に尋ねてニキビに効果のある漢方を紹介してもらう。
2.ニキビ治療に漢方を取り入れている医師にお世話になる。
3.一般の漢方の店に行って相談する。

ベストなのは「2」ですが、大都市部でないと近所に専門医のいる確率は低くなります。それでまずは「1」を採用してするのが負担のかからない方法です。

選択肢「1と2」の両方とも、まずは保険診療内(10割負担ではないという意味で)で行えるので安心です。

個人的に「3」の選択肢は費用が実費になるので(保険が効かない)、本当に効果が高いもので、なおかつ保険診療では使えない場合にのみの選択肢になるでしょう。(金銭的に余裕があればこの限りではありませんが・・)

いずれにしても漢方薬を取り入れてニキビ治療する場合は長期戦になることが多いので、半年から年単位の費用を計算しつつ治療に取り組まれることをおすすめします。

まとめとして

ニキビを皮膚科以外で治療するために
1.まずは皮膚科に通いつつ
2.同時に生活スタイルを改善してニキビの出づらい体質へと変える
3.漢方も積極的に取り入れることができる
という点です。

ぜひ、医者頼りにするのではなく、積極的に自分でも治療に加わることによって、ニキビ治療の効果を高めることができます。