ニキビが出てきた時、スキンケアや食生活を見直してもなかなか治らない場合には、速やかに皮膚科を受診してニキビ治療を開始する必要があります。
しかし皮膚科といっても千差万別。
歯医者ほどではありませんが、皮膚科も都市部では選択の余地があるほど数多く存在していますよね。
どんなタイプの皮膚科の先生に診てもらえれば、効率良くニキビを治すことができるでしょうか。逆に止めておいた方が良いタイプの皮膚科医ってどんな人でしょうか。
まとめてみましたので参考にされてください。
おすすめしたい皮膚科医はこんなタイプ
皮膚科といっても適用範囲はとても広いもので、身体の表面に属するさまざまな疾患を診てくれます。やけどや巻き爪、水虫などなど・・本当にいろいろありますよね。
皮膚科は「大きな範囲の中」の一部分としてニキビを扱っているとしても、親身になってきちんと診てくれる医師の方が良いのは言うまでもありません。
理由の一つは、ここ10~20年でもニキビ治療において使う薬や流れは変わってきています。最新医療のスタンダードに沿って治療してくれる病院だと安心ですよね。
二番目は医師のコミュニケーションスキルです。
使う薬や治療方針についてきちんと理由を説明してくれるのは大前提で、メリットとデメリットを比較しながら治療を考えてくれる医師は信頼できます。
もし治療に選択肢があれば、十分な情報を開示しながら患者さんが決定できるよう助けてくれるのが現代医療のレベルです。半面、患者さんが何か聞いた時に面倒くさそうにする医師は、治療も患者さんにもさほど関心がありません。
皮膚科医であれば大人ニキビが薬だけで治るものではないことを重々承知しています。生活習慣や背景をきちんとリスニングして指導してくれる医師が望ましいでしょう。
薬だけ出して「はい、おしまい!」
患者さんの相談を聞きたがらない医師は、「ニキビなんて大した事ないよ」と思っているタイプの人です。治療を受けても効果が見られなければ、他の病院を探しましょう。
もちろん患者さんの側も努力が必要です。
医師はニキビの状況については顔を見ればすぐに分かります。特に知りたいのは、ニキビの期間や原因になりそうなさまざまな要素です。面と向かって話すのが難しく感じるならば、前もってメモしたものを渡すのも良いでしょう。
皮膚科のセカンドオピニオンについて
一定期間の間、実際に皮膚科に通ってみて、あまり効果が見られなかったり、医師が治療にさほど関心がないのが明らかならば、他の皮膚科を探すのも一つの方法です。
その前に、忘れてはいけないのがニキビを治すために自分でできることはできるだけやってみることです。現在のニキビ治療は標準化されているので、他の病院へ行っても治療法は変わらない場合が多いからです。
しかし明らかに治療に使っている薬が合わないのに処方され続けていたり、本当におかしいと感じたならば別の病院を探してみることもできます。
他の病院を受診する時には、以前にどんな治療を受けていたかを具体的に話しましょう。それで医師の意見を聞いて、今後どちらの病院を受診するか決めれば良いでしょう。
病院を選択する際には、元々近所の町医者に行っており、他の病院を探すのであれば、規模の大きい病院、大学病院レベルの病院の方が信頼がおけます。
或いは、美容外科と皮膚科を兼ねているところの方が、ニキビの症例が多く深く扱っているので、今までになかった選択肢を提示してくれるかもしれません。
一般論になりますが、症例を数多く扱っている方が専門性があるので、医療においては有利に働きます。ニキビの症状の程度や通院にかかる時間や費用を考慮して、ふさわしい病院を見つけることができるでしょう。