当サイトはニキビに悩まされている方が上手にニキビを治しつつ、ニキビができづらいコンディションを維持するのに役立つ情報をまとめているサイトです。治し方や予防方法から、いわゆる「まめ知識」的なものまで幅広く紹介しています。ニキビに対する知識が広く深いほど、キレイな肌を保つ動機づけが強まります。
もちろんスキンケアも大切ですが、ライフスタイル全般が肌の状態に影響を与えるので、ニキビをきっかけに生活全てを見直してみることは大切です。
そんな皆さんの助けになればと思いサイトを作成したのが目的です。できることはすべて試してみれば必ずニキビは改善しますので、あきらめずに頑張ってほしいと思います。
ニキビはなぜできるの?
ニキビができるメカニズムを解説してゆきましょう。
まずはこちらをご覧ください。
肌の断面図になります。
毛穴の横の部分に皮脂腺があり、そこから皮脂が分泌されて毛穴から排出されてゆきます。肌のターンオーバーが正常だと約28日で表面の角質が排出されてゆきます。
この状態だと皮脂の分泌が多少多くても上手に排出してくれるのでニキビにはなりません。しかし何らかの原因で角質が上手に剥がれないと毛穴の部分が詰まって、皮脂が排出されなくなります。
この時に皮脂がたまった部分にアクネ菌が増殖してゆくことによってニキビが形成されてゆきます。ここからさらにどの程度症状が進行するかによって、白ニキビで終わるか、あるいは炎症を起こして赤ニキビになるか、膿ができて黄色ニキビになるかが決まってゆきます。
ニキビを作らないために
そこで重要なのが、
- ニキビをできずらくすること
- 悪化させないこと
なのです。
この2つだけ守っておけば、後々になって厄介なニキビ跡になるのを防げます。特にクレーター状のニキビになると、皮膚科でも治療することができないので、美容皮膚科で多大の費用をかけて治療することになります。
そうならないためにも、まずはニキビができづらい体質を作って良いコンディションを保つことが欠かせません。ニキビ予防のコツは、皮脂の過剰分泌を抑制することと、毛穴が詰まらないようにスキンケアを徹底することです。
ニキビを悪化させないために
万が一、ニキビができてしまったとしても悪化させなければ、つらいニキビ跡になるのを防ぐことができます。なるべく白ニキビの段階でとどめておき、症状が進行しないようします。
白ニキビであれば、スキンケアだけで治ることもありますが、赤ニキビへと進行した場合は速やかに皮膚科を受診されることをおすすめします。
炎症の広がり/深さが大きいほどニキビ跡(赤み・クレーター)になるので、抗生物質と塗り薬などを使って対処します。この時に大切なのが「絶対にニキビをいじらない」ことです。特に炎症が起きてしまった状態でニキビに触れて潰れると刺激も加わりますし、手には目に見えない雑菌がたくさんついているので、傷口から菌が入り症状が悪化します。
[参考記事] ニキビをいじる原因と癖を治す方法とは?
推奨するニキビ治療とは?
当サイトが推奨するニキビ治療とは、皮膚科を受診しつつ、できるだけニキビのできづらい体質/環境へと変えてゆくことです。なぜならニキビは尋常性ざ瘡という診断名もあるほどで、疾患の一つなので必ず医師の診察を受けることが必須です。
現在は皮膚科におけるニキビの治療はすでに標準化しており、抗生物質と塗り薬、他にはビタミンCの服用や抗菌剤の使用が医療のスタンダードです。
もちろんネットで出回っている洗顔料や美容液などのスキンケア用品も役に立ちますが、補足的なものに過ぎません。まずはきちんと治療を受けるのが先決です。
しかし皮膚科における治療は対処療法に過ぎないので、ニキビができやすい環境がそのままであれば、時間が経つと再びニキビができてくるので根本的な解決策にはなりません。
そこで徹底していただきたいのが、体質改善です。
ニキビに悩まされている方は、必ず一つかそれ以上のニキビができやすい要因を抱えています。下記のチェックリストを確認して見て、該当する点があるかどうか考えてみましょう。
実はどれもニキビの原因になり得るものです。一度ニキビがひどくなってしまったら、どれか一つの要素があるだけでもニキビは治らないことがあります。ぜひ生活スタイルを健康的なものにすることでニキビを完治したいものです。
もし現在ニキビに悩まされているのであれば、皮膚科で対処療法を施しつつ、体質を変えることで根本的な治療を行うことを強くおすすめします。
[参考記事] 治療におすすめの皮膚科医のタイプ
大人ニキビの原因と対処法
以前はニキビができると「吹き出物」と言って湾曲的にニキビを表現していましたが、最近は「大人ニキビ」と直接的に言うようになりました。それだけ大人でもニキビに悩まされている人が多いということでしょう。
大人ニキビの原因で多いのが睡眠不足やストレスを原因とした自律神経不調型の皮脂の過剰分泌とスキンケアの不備による毛穴の詰まりです。同時に冷え性などで内臓レベルが弱い人もニキビになりやすいです。
他にも生理前(PMSも含む)や妊娠初期によりニキビができることもありますが、これらは女性特有のものなので、皮膚科と婦人科の両方が関係しています。どのケースもあごや頬の周辺のできやすいのが特徴です。
対象法は全体的に健康的な生活を送り、心身ともにバランスを取ることが重要です。生活習慣は時間をかけて培うものなので、治療自体も時間をかけて体質を改善してゆきます。その点、漢方は相性が良いので、特に女性で冷え性(虚証)の方にはおすすめです。
思春期ニキビの原因と対処法
一方、思春期にできるニキビは事情が異なります。
この時期はTゾーンの部分の皮脂分泌が過剰になるので、肌はニキビのできやすい温床となります。なおかつ部活をしていると紫外線、埃、汗と言った肌にはマイナスになる要素が数多くあります。
個人的に感じる大人ニキビと異なる部分としては「知識不足」があげられます。親御さんがきちんと教育してケアをしてあげないと間違った方法でニキビを扱って逆に悪化するケースも見受けられます。
特に重要なのが、肌を清潔な状態に保つこと(洗顔、スキンケア、タオルや寝具など)をしっかり行っていれば問題ありません。それに加えてニキビを自分でいじってしまうことも少なくありません。
各家庭により経済状況も異なるのでスキンケアにどれだけ費用をかけるかは様々ですが、ニキビができる時期になったらきちんと対処できるように教えておくことは大切です。
[関連情報] 思春期ニキビの記事一覧を見る
さいごに
ニキビはきちんと皮膚科で治療を行いつつ生活を健康的なものに変えてゆけば必ず改善するものです。まずは正しい知識を取り入れてニキビの根本原因を見極めつつ、時間をかけて治してゆきたいものです。
同時に肌のコンディションを整えるために優れたスキンケア用品も数多く売られているので、それらも十分に活用することでキレイな肌を取り戻すことができるでしょう。
私自身も長い期間にわたり、ニキビに悩まされてきたので、皆さんのつらい気持ちはよく理解できます。当サイトをご覧になられた全ての方たちが、ニキビに悩まされない日が訪れることを願っております。