ニキビができるだけで厄介なのに、炎症がひどくなってしまうとニキビ跡になってしまいますよね。

できれば手前の段階で食い止めたいのですが、跡になってしまったものはしょうがない・・でも諦めないでください。ニキビ跡は症状別に治すことも可能です。

それぞれの症状に合った方法で、キレイなお肌を取り戻しましょう。

赤くなっているニキビ跡

赤くなっているニキビ跡は痛々しいですが、実はタイプの中では一番治りやすいものです。肌には自然治癒力が備わっているので、時間をかければ徐々に薄くなってゆきますが、放っておくと紫外線の影響によりシミになる可能性もあります。

早めの適切なケアが必要ですね。

ハイドロキノンクリームというのが皮膚を白くするのに役立つと一般的に評価されています。ハイドロキノンという成分がシミやニキビ跡の赤みに効くというのです。

実際に市販されているので安全性は確保されていますが(市販薬は2%までの配合、皮膚科では4%のものが処方されている)副作用があるので、肌質によっては合う合わないがあるのと、取り扱いに注意が必要になる点がデメリットです。

それで、安全かつ効果が出やすいものとして、ビタミンC誘導体の化粧水の方が使いやすいでしょう。しかし単にビタミンC誘導体が含まれていれば良いという訳ではありません。

市販の商品の中には成分には記載されていますが、含有量が表示されていなかったり、1%前後といった低いものは効果も限定的です。約5~7%のものがより高い効果を期待できます。

茶色くなっているニキビ跡の正体はシミ

シミ
【参考画像:肌のシミ】

茶色くなっているニキビ跡の正体はシミで、元々炎症を起こしていた赤いニキビ跡が紫外線に触れることにより、茶色い跡になります。この茶色はメラニン色素の関係で変色します。

先に挙げた赤いニキビ跡と同様にビタミンC誘導体は効果を発揮します。同時にシミの増殖を防ぐ効果のある化粧品でケアを行いつつ正常なターンオーバーを利用して徐々にシミを薄くすることができます。

おすすめの方法の一つはピーリングです。ターンオーバーで落ちきれなかった角質をはがしてくれるので、皮膚の代謝を助けてくれます。

皮膚に刺激が少ないものを選んで、肌のターンオーバー3サイクルほど様子をみて、シミに改善が見られるか効果を試してみましょう。ピーリング後は肌が敏感になっているので、紫外線の強くない季節を選んだほうが心配いりませんね。

クレーター状のニキビ跡はセルフケアでは難しい

肌が凸凹になったクレーター状のニキビにも種類があります。

跡ができる原因はいずれも炎症が皮膚の真皮層まで到達する場合です。単一のニキビが狭い範囲で深い跡ができるもの、複数の炎症ニキビがつながって円状になったもの、真皮層の浅い部分ではあるも箱状の跡ができるなどです。

元々皮膚が軟らかくない方が、頻繁に炎症ニキビができると、クレーター状のニキビ跡ができやすくなります。ごく浅いタイプの凸凹ニキビであれば専用の専用の美容液で改善も可能ですが、深いタイプのものはセルフケアでは治りません。

美容皮膚科での治療が主になりますが、費用面で数万から数十万の単位のお金が必要だったり、必ずしも万人向けの治療法は存在しないので、人によって効果も異なりますし、場合によっては悪化することすらあります。

もちろん費用やリスクを十分考慮して保険範囲外の治療を行うのは個人の決定になります。その前に肌ケアを徹底して行いつつ生活スタイルを健康的なものにして、ターンオーバーを正常化させて様子を見ながら専門医と相談して見るのも良いかもしれませんね。

まとめとして

ニキビの症状の最終形態がクレーター状のニキビ跡になります。一度できてしまうと自然治癒が見込めないことから、できるだけ手前の段階で悪化しないように防ぎたいものです。

  • ニキビができないような生活スタイル
  • 白ニキビの段階で徹底的に肌ケアを行う
  • 炎症(赤ニキビ)が起きたら、医師の指導のもとに抗生物質を服用したりクリームを塗って、炎症がひどくならないようにする
  • 上記の3つの点は必ず覚えておきましょう。