鼻の頭にニキビができると目立ってしまいますよね。
ニキビができる箇所の中で一番イヤな部分ですが、実は一番できやすい部分でもあります。鼻の部分だけ赤いと、なんか情けない感じになりますよね。(経験あり)
とても厄介な鼻の頭のニキビ、なぜ頻繁にできるのでしょうか。どのようにして、鼻にニキビができずらいように対処できるできるでしょうか。
解説してゆきましょう。
鼻の頭にニキビができやすい理由とは?
ちょうど鼻の位置は「Tゾーン」の部分の「I」の部分にあるので、皮脂の分泌量が一番多い場所なのです。特に思春期の方はおでこと鼻の部分は「いつもテカっている」と感じている方が少なくありません。
鼻の頭って、朝洗顔しても、しばらくして軽く触るだけで脂分がつきますよね。それだけ皮脂の分泌が活発に行われているのです。
なおかつ鼻の部分は顔の中でも出っ張っているので、紫外線を受けやすかったり、外に出かけていると汚れが一番つきやすい箇所でもあります。
それに加えて、鼻は顔の他の部分とは違い毛穴が深いので、皮脂が詰まりやすかったり、一度ニキビができてしまうと、毛穴が開いてしまったりと厄介な部分でもあります。
皮脂の過剰分泌と毛穴の詰まりが原因
ニキビができるメカニズムは基本的に顔の他の箇所と同様です。皮脂の分泌が多くて、なおかつ毛穴が詰まりやすいとニキビができやすくなります。
思春期ニキビの場合は特にTゾーンあたりの皮脂分泌が活発になります。規則正しい生活や運動、特に皮脂の分泌を促す食品類を避けることが予防につながります。
大人ニキビの場合はホルモンバランスの乱れが原因で、皮脂が過剰分泌されます。ストレスや内臓レベルが低かったり、あるいはPMSの影響の場合もあります。
洗顔時には十分に汚れを落とす必要がありますが、ゴシゴシあらうと刺激が加わり、逆にニキビの原因となります。洗顔料(あるいは洗顔石鹸)を十分に泡立てて、手が鼻に直接触らないようにしつつ、泡を軽くこするような要領で洗い、十分なぬるま湯ですすぎます。
万が一、鼻の頭にニキビができた時の対処法としては、必要に応じて抗生剤を服用したり、外用薬を用いて、これ以上広がらないようにします。同時に大切なのが、その後ニキビができづらい状態にすることです。
その上でポイントとなるのが・・
鼻ニキビに刺激を与えないようにする
これが重要です。
なぜなら鼻ニキビって一度できてしまうと再び同じところに再発することがありますよね。何度も繰り返しているとニキビ跡の原因にもなるのでとても危険です。
ニキビを悪化させないためには、絶対にニキビに刺激を与えないことです。鼻の頭が気になるとしても、炎症を起こしている場合には自分でニキビをいじって取らないようにしましょう。
自分ではあまり意識していないとしても、癖で鼻の頭を触ってしまう人っていますよね。注意したいものです。その他にも、マスクや鼻をかむことが直接的な刺激にもなることがあります。
風邪を引いたときや、春の花粉症の時期(あるいは秋の時期)は鼻に刺激が加わりやすくなります。鼻をかむ時には、できるだけ鼻の頭に触れないような工夫をすると刺激が少なくなります。
花粉症の時期のマスクはしょうがないと思いますが、花粉症の薬によっては効きの良いものがあり、軽度の症状であればマスク不要のケースもあります。(まさにトレードオフになりますが、どちらを選択するかは個人の自由です)
もし鼻の頭が炎症を起こして腫れてきたり、膿をもっているようであれば、速やかに皮膚科で診察を受けて適切な治療を受けることをおすすめします。ニキビ跡防止にもなります。ニキビに似ていても、痛みがあると実は面疔(めんちょう)の可能性もあるので、とりあえず受診しておけば心配ありませんね。