おでこニキビって本当に厄介ですよね。

一度出てくると大量に発生してなかなか治らない・・と感じている方は少なくないと思います。特に思春期ニキビの方にとって、おでこは皮脂の分泌が活発なので、できやすい部位でもあります。

一方、大人ニキビでもおでこに出てくることもあるのです。皮脂の分泌量はそれぞれ異なりますが、どちらのタイプの方でも共通する原因と解消法があります。

一つずつチェックして、思い当たる点があるかどうか確認してみましょう。

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1.髪の毛や他の物質がおでこに与える刺激

おでこニキビは他の部位とは異なり、物理的な原因によって発生しやすい要素が少なくありません。その理由を考えてみましょう。

肌に触れることによってニキビが発生したり悪化するというのは一つの常識です。それで大半の方ができたニキビを不必要に触れないようにしていることでしょう。

しかし、指で触らなくても、髪型によってはおでこにかかってしまうので、物理的な刺激を与えてしまうのです。自分では気にならない程度の刺激でもニキビの産生を促進してしまいます。

別の特有の状況としては「かぶり物」です。

仕事柄、例えば飲食関係や食品工場で努めている方はバンダナや帽子をかぶることを義務付けられているかもしれません。安全帽やバイクのヘルメットも同じです。

頭にかぶることで物理的な刺激が加わるのと、季節によっては蒸れて汗をかきやすくなります。これだけでおでこニキビが出やすい状況が作られるのです。

ただし、ニキビだけの事情で帽子をかぶらない仕事に替えるのは現実的ではないかもしれませんね。それで、帽子をかぶるときでも、おでこの部分に髪の毛がかからないよう工夫することで、刺激を最小限に抑えられます。

特に夏場の時期、額に汗をかきやすい環境で仕事しているならば、まめに清潔なタオルで汗を拭うことをおすすめします。

汗をかくことが多く、丸一日働く状況では、午前中使ったタオルをそのまま午後も使うのは、あまり衛生的ではありません。軽く水洗いして汗を流すのがベストですが、環境的に難しければ低刺激性の洗顔ペーパーでもOKです。

2.頭皮や髪の毛の部分も原因になる

頭皮チェック
次に挙げるのが、頭髪部分の原因です。

頭皮の皮脂分泌量が多いと、同様におでこにもニキビができやすいと言えます。一日活動した後、つむじの部分を指の腹で軽くこすりつけた時にどの程度皮脂分がつくかで大体わかります。

対処法は次の部分とも重なりますが、シャンプーをよく選んで不要な皮脂分を十分に落とすようにします。

実はシャンプーやコンディショナーもおでこニキビの原因になり得ます。使った後に十分にすすがないと、残ってしまうので刺激が加わります。

洗顔も注意が必要です。

大抵の方は、朝は洗面台で顔を洗うと思います。その時に、おでこと髪の毛の境部分がすすぎ残しの多い部分です。洗顔料が残ったままでタオルで拭き取ると見た目は取れた感じがしますが、洗顔料の成分自体は残っているのでよくありません。

意識する点として、前髪の付け根2~3センチの部分あたりも水で洗い流すよう意識すると、境目のすすぎ残しを防ぐことができます。

晩の帰宅時であれば、洗顔をした後に洗髪をすれば確実に流しきることができます。

別の注意したい点としては、整髪料です。

整髪料はさまざまは化学合成物質が含まれているので、髪の毛はもちろん、頭皮にもよくありません。できるだけ使わないのが最善ですが、男性の場合はそうもいかない場合が少なくないでしょう。

髪の毛には付けるとしても頭皮には付かないようにしましょう。整髪料のついた指で頭皮を触るのもNGです。イメージとしては、手に付けた整髪料をやさしく髪の毛の表面部分にかすらせながら少しずつなじませることです。

整髪料も多く付けてしまうと、夏の時期は汗と混じって頭皮やおでこの境目まで浸透しかねませんし、帽子をかぶった時に地肌にくっついてしまいます。

3.洗顔料は肌に合っていますか?

意外な落とし穴なのが洗顔料です。

ドラッグストアで安価で手軽に買える洗顔料を使っていませんか。もちろん肌トラブルがなければ問題ないのですが、おでこがすでに敏感な状態になっている時は洗顔料もよく考えて選ぶ必要性があります。

重要なのが、中に含まれている成分です。

安価なものには大抵界面活性剤が入っており、強力に汚れを落としてくれます。しかし必要な皮脂まで落としてしまうと、おでこは乾燥を感じるので、肌を守るために皮脂の分泌を開始します。

なおかつ汚れがよく落ちるものは強い成分が含まれているので、洗顔後サッパリした感じがしますが、実は肌にとってはダメージになることが少なくありません。

一見スクラブは毛穴に入り込んで汚れを掻き出してくれるイメージがありますが、おでこには肌を傷つけるだけなのでおすすめしません。

肌にやさしい成分が含まれており、もしスクラブを使うとしても粒子の細かいものを使うとダメージを最小限に抑えることができます。

おすすめ洗顔料は・・