首が痛む時にまず受診すべき科は整形外科になります。
痛みが強かったり、長期にわたって症状が出ていたり痛み以外にも症状が出ているならば速やかに受診する必要があります。しかし痛みがそれほどでもない場合は行こうかどうか迷ってしまいます。
首の痛みを解消させる上で整形外科に通うかどうか決める上で受診の目的と役割を比較しながら決めることをおすすめします。
精密検査を受ければ原因が特定できる
整形外科に行ってレントゲンをはじめとしてMRIなどの精密検査を受ければ大抵は首の痛みの原因が特定できます。同じ痛みを持っていても原因が分かると分からないのでは気持ちの持ちようも異なります。
首の痛みでちょっと心配な方は一度検査を受けてみましょう。
選ぶ病院の規模はどのくらいが適切か?
精密検査を受けるなら中規模以上の医療機器が整った病院が適しています。ここで言う「医療機器」とはレントゲン以外の設備が整っている病院です。
首の痛みを特定するのに使うのはレントゲンだけではなく、MRIなどの機器も使って頚椎と神経の関係も注意深く調べるので検査は必須です。
もし首の痛みの症状が強ければ、近所の町医者に行っても結局中規模以上の病院に回されるので、最初から行ったほうが時間の節約になります。
それに加えて重要なのが病院の規模に加えて「首の専門医」のいる医療機関です。”整形”という大きな枠組だと包括的な知識はありますが専門的かどうかは不確かです。
それよりも、毎日患者さんの首だけ診ている医師のほうが絶対的に知識と経験においては優れています。病院選びについては患者さんの側が賢く選ばなければならない部分です。
近所の町医者や整骨院でも良いケース
一方、近所の町医者や整骨院でも問題ないケースもあります。
例えば以前に検査をしっかり行なって原因を特定した上で、慢性的な症状の対処療法としてだけ受診するケースです。もちろん症状の悪化や変化があれば検査を行う必要がありますが頻度は高くないでしょう。
中規模以上の病院も原因の特定には適していますが、必ずしも近所にあるわけではありません。受診する他の患者さんも多いので待ち時間に時間がかかりすぎてしまうのはデメリットです。
それで通いやすさと症状の重さを比較しながら決めると良いでしょう。