ニキビダニってご存知でしょうか。
まさか自分の顔にダニが付いてるなんて知って驚いたかと思います。
「ニキビダニ」という言葉から連想する点としてニキビダニがニキビを引き起こしたり悪化させるイメージがあるかもしれませんが、実際にはそうではありません。
調べてみてとても興味深かったので、シェアしたいと思います。
そもそもニキビダニって何?
ニキビダニというのはいわゆる「顔ダニ」とも言われているもので、一般的に人の顔に生息しています。体長約290μm(マイクロメートル:0.001mm→約0.2~0.3mmくらい)なので、多分肉眼では見えません。
Wikipediaにも写真があるで、勇気のある方はどうぞご覧ください。カワイイと思うか気持ち悪いと感じるかは人それぞれです。[参考情報] Wikipedia:ニキビダニ
ニキビダニは人の顔の皮膚の分泌線に集まっており、余分な皮脂を食べてくれる頼もしい存在です。成虫の寿命は約5日間と非常に短いです。
ニキビダニの体には取り入れたものを排泄する器官はないので、寿命を終えるとともに体から排出されます。
つまり、誰の顔にもほぼ100%存在している、いわば益虫のようなものです。
今までダニが顔についてるとは知らなかったのに、突然顔にダニがたくさん住んでいるなんて言われて良い気持ちはしないかもしれませんが、特に何も心配はいりません。
大量発生すると肌荒れの原因となる
しかし大量発生すると肌荒れの原因にもなります。実に見えないレベルの話なので、想像するのも怖いですが、条件が揃うと顔ダニが大量発生することもあります。
顔に存在している皮脂を餌として増殖していくので、皮脂分が多い人の方がニキビダニは発生しやすいですし、年を重ねるごとにニキビダニの寄生率も上がってゆくと言われています。
しかしここで考えたいのは、単なる個人差や年齢による違いではなく、免疫低下を原因とするニキビダニの大量発生です。
疲労や体調不良等の原因により免疫が下がると、顔ダニが大量発生して肌が荒れることがあります。他にもステロイドを顔に使用したり免疫不全を症状とする疾患が原因になることもあります。
このケースでは肌荒れの対処も大事ですが、免疫不全を起こさせる疾患の方が当然重いので、原因を突き止めて治療しつつ肌のコンディションを整えていくことになるでしょう。
ニキビダニまとめ
人の身体には目に見えない無数の生き物が付着(共存?)していることを知ってどう感じたでしょうか。知らなかった方が良かったと思う人もいるでしょうし、心強く感じる(?)人もいるかもしれませんね・・
ニキビダニに関するちょっとした豆知識でした。