「玄米でニキビが治った」
という話を聞いたことがあるかもしれませんね。
本当に玄米を食べるとニキビが治るのでしょうか?
結論から言うと、玄米は薬ではないので、食べること=直接ニキビが治るわけではありませんが、長期的に見ると、体調を整えてニキビが出づらい体質へと改善させる効果があります。
今回は玄米食とその注意点について解説してみましょう。
玄米には食物繊維や栄養が豊富
まずは白米と玄米の違いについて考えてみましょう。
スーパーで売られているお米は、収穫されてから精米されるので、大切な外側の部分は削られてしまいます。
その結果、できたものが白米です。
確かに白米の方が食感や味も良いので、多くの人は白米を選んでいることでしょう。実は削られている外側の部分はお米で言うと、栄養がたっぷり含まれている部分でもあります。
精米の時にこれをすべて削っているのはもったいない話ですよね。
つまり、玄米をすすめる理由は栄養が豊富で食物繊維も含まれているので、身体に良いうことです。
しかし中には、玄米を食べたけれど全く効果がなかったとか、逆にニキビがひどくなったという話もあるでしょう。考えられる点としてどんな原因があるでしょうか。
個々のケースは異なるので、一概に言うのは難しいですが、いくつか原因を挙げるので参考にしてください。
よく噛まないで食べたら、胃腸がの調子が悪くなった
玄米は外皮に覆われているので、白米と違ってきよく噛んで食べないと消化が悪い食べ物です。
白米と同じようにあまり噛まないで食べると消化が悪くなるので逆効果になります。このタイプのニキビは内臓の調子が悪くてニキビが悪化する大人ニキビのタイプの人が多いでしょう。
ゆっくり味わって噛む習慣を身につけることで解消することができます。
玄米だけ食べたけれど、飽きてしまった
もし食生活を白米から玄米だけ変えて、他の食事は以前と同じでは効果が薄れます。
具体的には、玄米を食べつつ、従来通りの脂っこい食事やファーストフード、カップ麺などを食べていては意味がありません。
もし食事を玄米食に切り替えたければ、食生活をできるだけ和食寄りにしたほうが効果は上がりやすいでしょう。揚げ物が好きだった方であれば控えて、煮るタイプの料理や野菜中心となる食生活にする必要があります。
繰り返しになりますが、玄米自体は薬のようなものではないので、食べる程効果が出るというものではありません。野菜食を中心として、毎回の食事にお茶碗一杯程度で十分です。
できれば食生活を洋食スタイルの油を多く使った肉料理から和食の魚料理に切り替えて行くと玄米も食べやすくなります。和食もクックパットなど参考にしてみると、色々メニューがあり美味しく食べれるものです。
和食スタイルを楽しめるといいですね。
ニキビの根本原因が生活習慣やストレスにある場合
ストレスや睡眠不足がニキビの根本原因だった場合は、食生活が原因でないので、玄米食に切り替えても見違えるような効果を期待することはできないでしょう。
生活習慣を見直したり、ストレスの根本原因がどこにあるかを考えてみて、ニキビの原因がどこにあるか見極めるようにしましょう。