「ニキビに悩まされていて、スキンケアをきちんとしても治らないので、皮膚科に行ったり色々治療したいと思います。ニキビを完全に治すために大体いくらくらいの費用がかかるでしょうか」

という質問の直接的な回答としては、現状のニキビの症状の度合いと、完治するまでの治療期間の長さに比例します。

では、どのような方法でニキビを治療していくのでしょうか。
必要な費用も合わせて考えてみましょう。

まずは皮膚科を受診するのがおすすめの選択

なぜならニキビも疾患の1つだからです。
ニキビには立派な病名があり「尋常性ざ瘡」と言うものです。

それで、日頃のスキンケアを努力してもなかなか治らないのであれば、まずは皮膚科に行くのが先決です。

エステや美容皮膚科クリニックなどもニキビを改善するためには役立ちますが、費用面から考えると、高額になるので、最初の選択肢としては皮膚科に行くことです。

皮膚科で行われるのは標準的な医療行為です。

主治医との簡単な診察や、クリームや抗生物質、ビタミン剤などを処方してもらうことができます。薬の処方される種類と量によっても異なりますが、仮に2週間に1度通院しても、月に2回なので4,000円もかからないと思います。

これだけ考えると、普段使っているスキンケア用品の金額とさほど変わらないのではないでしょうか。

これが1番費用のかからない選択肢です。

できればこの時点で、食生活睡眠/ストレスを減らす/内臓の状態を整えるなど、大人ニキビの引き金になった原因を突き止めて解消することで、ニキビを完治したいものですね。

皮膚科に通院するとともに採用できる別の選択肢として・・

漢方薬の費用が異なる理由

ニキビに漢方薬
さらに費用が加わる選択としては、漢方薬の使用です。

漢方薬も自分の「証」を知っていて、自分に合ったものを見つけられれば効果的です。

費用面からするとニ種類あり、皮膚科でも医師によっては漢方薬を出してくれます。国民健康保険であれば三割負担なので、仮に同じものをドラッグストアで購入するよりも割安になるでしょう。(毎回、再診料は必要ですが・・)

別の選択肢としては、一般の漢方薬局などで販売されているタイプのものです。これは保険がきかないので十割負担になります。そうなると場合によっては毎月万単位のお金が必要になるかもしれません。

もちろん漢方にもニキビに即効性があるものも存在します。しかし大人ニキビの場合は大抵、内臓を整えたり冷えを解消しなくてはならないので、体質改善にはある程度の期間がかかると思ったほうがよいでしょう。

少なくとも半年から一年の期間を見越した費用の計画を立てましょう。

そうなると、実費で漢方を使うのはかなり費用がかかります。

もし本当に実費で漢方を使いたければ、まずは周辺環境、ニキビの原因になっているもの(ストレス、睡眠不足、食生活など)をできるだけ排除できるような努力を払って、それでも改善しない場合、なおかつ信頼できる漢方医が存在する場合に用いるのが賢明です。

やはりこれも、最初に採用する選択肢ではありません。

高額なのが美容クリニックでの治療

場合によってはニキビの治療にはケミカルピーリングやニキビ跡のレーザー治療も含まれます。

レーザー治療についても種類も色々あり、一介の施術に数万円の費用がかかることもあります。主にニキビ跡の治療になりますが、やはりニキビ跡の状態と、どの程度まで治したいかによっても費用が異なります。

確かにこのレベルになると、かなり額を費やさなくてはならないので、必須とみるか、治療を見送るかは経済状況と当人の価値観によるものです。

クレーターの状態になる前にきちんとニキビを治すことをおすすめします。