中高生の方でニキビにお悩みの方は少なくないと思います。

ニキビが治るようにできるだけ努力してもなかなか治らないと「これって遺伝なの?」と感じるかもしれませんね。その気持ちは、よ~く分かります。

ニキビに悩まされていて、父親の話を聞いてみても思春期ニキビに悩まされた経験があり、父親も祖父も顔にニキビ跡があると、「これって家系なの?」って気になりますよね。

では実際にニキビって遺伝するのでしょうか。いわゆる「ニキビ家系」というものが存在するのか今回は考えてみましょう。

ニキビになりやすい「体質」は遺伝することもある

完全にニキビ=遺伝という訳ではありませんが、ニキビになりやすい体質を受け継ぐことはあり得ます。例えば肌の皮脂分の分泌が多いオイリー肌や、体格が細かったり、胃腸が弱いなど内臓レベルが低いなどです。

ここで考えたいのは、ニキビそのものよりも、原因の部分です。両親と顔が似ていたり、背丈が似ているのも遺伝が関係しているように、ニキビになりやすいのも体質が関係しています。

しかしこれは、親がニキビ顔だからといって必ず子の世代もニキビが出る訳ではありません。例えば父親がニキビ顔だったとしても、きょうだいの中でニキビが出る人とそうでない人がいます。

ニキビは男性ホルモンも関係しているので、きょうだいの中でも兄や弟の方がニキビがでるかもしれませんし、そうでない場合もあります。

体質の観点から言うならば、親の代→→子の代に必ず受け継ぐ訳ではありませんが、似ていることもあります。

もう一つの考えたい点として・・

生活習慣が似ている

読書中の女性
遺伝的な体質に加えて生活習慣が似ているためニキビが発生しやすくなることもあります。

例えば、親が脂っぽい食べ物が好きで、自分も幼い頃から同じような食習慣があれば、思春期には当然ニキビの出る温床となるでしょう。他にも家族の生活スタイル(就寝時間が遅い、睡眠サイクルにばらつきがある)が似ているかもしれません。

◆教育や家族の関係
親が若かった頃、ニキビケアにあまり関心がなかったという家庭もあるかと思います。同様にあなたも肌ケアについて十分に教えてもらえなく、気がついたらニキビがひどくなって手が付けられない状態になってしまった・・などです。

さらに親の代がストレスの多い家庭(夫婦間の問題や親子関係が悪かったなど)で育った場合です。親も知らずのうちに同様にあなた対して過度に厳しく接した結果、ストレスとなってからニキビが出ることもあり得ますよね。

考えていただきたい点として、ニキビの原因は体質的なもの/環境的なもののうち、必ずしも一つではないかもしれません。これらの要素の複数が重なり合って今のニキビがひどい状態になっているかもしれませんね。

いずれにしても受け継ぎたくないものですね・・

でも、あきらめないで!

仮に体質が親と似ていたり、育った環境が原因でニキビが出たとしても「遺伝のせい」としてあきらめてしまう必要はありません。

ニキビには必ず明確な原因があるように、同様に治す方法もあります。

例えば家族の食生活に問題があったとしても、事情を話して健康的なメニューに変えてもらうこともできます。なおかつ今はネットもあるので、ニキビの予防と改善に関する知識をご自身で勉強してみましょう。

当サイトでもおすすめしているように、皮膚科に通って医師の指導を仰ぎつつ、健康的なライフスタイルに切り替えることで、ニキビが出きずらい体質に改善させることは可能です。

体質を変えるとなると確かに時間がかかりますが(数カ月から年単位)努力すればそれだけ肌は改善されてゆくので、やってみるだけの価値はあるのではないでしょうか。