肩こりになりやすい体型を説明する医師

肩や首がこりやすい人の体型を幾つかまとめてみました。これだけで肩がこるわけではありませんが、原因の一つとなり得ますので該当する方はチェックしてみてください。

日本人女性に多いなで肩体型

なで肩というのは首の付根から肩の先端が下がっている体型を指し、日本人女性に多く見られます。着物がよく似合うという点は利点なのですが、首や肩こりを引き起こしやすい体型といえるでしょう。

原因はなで肩体型の人は首や肩の筋肉があまり発達しておらず、筋肉疲労によるこりを生じさせやすい体型だからです。なで肩の人は胸郭出口部分が狭くなるので、胸郭出口症候群になりやすいのも特徴です。

やせ過ぎ・太りすぎもこりやすくなる

やせ過ぎていると首や肩周辺の筋肉量も少ないので、同じ姿勢をとり続けるなどして緊張状態が続くとこりを引き起こしやすくなります。

また一般的に言ってやせ型の女性は漢方の観点から「虚」の人が多く、血の巡りの悪さから来る首や肩のこりを訴える方が少なくありません。

逆に太りすぎていると、頭や腕に必要以上の重さが加わってくるので肩や首周辺の筋肉に負担がかかり、こりを生じさせやすくします。

猫背の人もこりやすい体型

猫背だと、どうしても首が前に出てしまう姿勢になってしまいます。不自然な姿勢で頭の重さを支え首の筋肉に余分な負担をかけるために、筋肉が緊張してこりやすくなります。

意外と自分でも気が付いていない場合もあるので、何気ない姿勢をとっている時に鏡を確認したり自分の写っている写真を見てみることをおすすめします。

家族や親しい友人といった身近な存在も自分の姿勢の悪さを率直に指摘してくれると思いますので、一度周囲の人に聞いてみるのはいかがでしょうか。