むち打ちの症状は受ける衝撃の程度によっても異なります。症状は首の痛みやこり、頭痛や首が動かしづらいといったものが多くあり、受傷直後から翌日には症状が出てくるのが一般的です。
大抵の場合は軽症で済むもので、頚椎や靭帯の軽い損傷と考えられており、症状が出ない方もいるほです。
事故の衝撃が大きかった場合は要注意
その一方、衝撃が大きいと首の神経にも影響を与え、首や肩の痛みや首を動かせないほどの強い痛みを感じることもあります。脊髄に損傷を受けた場合には運動障害や排尿障害などの重篤な症状を引き起こすことがあります。
場合によっては事故から1~3月後経過してから吐き気やめまい、頭痛などの不定愁訴(何とも言えない体調の悪さ)を訴える方もおられます。
これはバレリュー症候群といってむち打ちによって自律神経に影響が及び、様々な症状が出てくることがあります。
一般的に、むち打ちは適切な治療を受けていれば3ヶ月で治るとされています。もし3ヶ月以上経過しても症状が軽快しない場合には別の要因もあるかもしれませんので、医師への相談も考慮に入れましょう。