まずは病院へ行き、安静を保つ
まずは病院を受診して医師の指示を仰ぎましょう。大抵は首のカラーによる固定を行います。急性期には安静が必須なのでとにかく横になって休むことです。頭の重さは3~4キロありますので、座っている状態でも首に負担がかかります。
痛みや症状に応じて消炎鎮痛剤や筋弛緩剤、湿布薬などを処方されます。症状の程度にもよりますが、数日~3週間ほど横になって安静にするようにと医師から指示が出されます。
急性期を過ぎたならばリハビリを行なってゆきます。首のけん引を行ったり温熱療法をほどこします、首を安静にしたことにより筋力が低下していますので筋力トレーニングやストレッチなども行います。
一般的に言って、むち打ちは3ヶ月で治るとされています。それ以上経過しても症状が改善されていなければMRIなどの精密検査などを行い、さらに原因を調べます。症状やその原因にもよりますが、手術を検討することもあります。
むち打ちの予防策はあるのか?
むち打ちの原因そのものが「もらい事故」なので防ぎ用がないケースが大多数ですが、普段から運転時にシートベルトを着用することで事故時のダメージを最小限に抑えることができます。
車のシートに取り付けるむち打ち症防止ヘッドレストも幾らか効果がありますので検討することができるでしょう。
いつかはむち打ちを受傷するかも知れないことを念頭に置いて普段から首の筋肉を鍛えることも一つの方法です。万が一、追突された時も受傷する程度が軽くなるかもしれません。