心筋梗塞と首の痛みの関連性を説明する医師

心筋梗塞とは?

心筋梗塞とは冠動脈の動脈硬化により、心臓へ血液が行き渡らなくなる状態により引き起こされ、心筋が壊死に陥った場合を心筋梗塞と呼びます。

主に高齢者の間で起こりやすい疾患ですが、若い人でも発症することがあります。(サッカー元日本代表の松田直樹選手 34才で死去)しかし中高年の方に圧倒的多い疾患となっています。

症状は胸部に激しい痛みを感じ、今までになかったような痛みを引き起こします。痛みは30分、時には数時間持続することがあります。私も心筋梗塞で友人を亡くした経験があります。

原因は冠動脈の動脈硬化が最も多いとされています。要因としては加齢に加えて高血圧や糖尿病、食生活や喫煙の習慣が挙げられます。加齢以外の要素は全て自分の生活習慣で調整できるものばかりなので、日頃の生活習慣を見直すことによっても発症のリスクを下げることができます。

首の痛みとの関連性について

心筋梗塞でも肩や首の痛みを生じさせることがあり、これを関連痛と呼びます。首の痛み自体が重篤な疾患の原因ではありませんが、他の症状として胸の痛みがあったり、狭心症を患っている方が急に首や左肩周辺の痛みを発するようであれば注意が必要です。