慢性的な肩こりスパイラルの原理
少しくらい首や肩がこっても気に留めない方は多いでしょう。そのまま放っておくと慢性的なこりに発展する可能性があります。なぜなら一度こりが発生すると「スパイラル」にはまり込むように体が作用するからです。
デスクワークで同じ姿勢をとり続けけていると筋肉が緊張してゆきます。そうすると血行が悪くなり、老廃物が末梢神経を刺激します。脳が痛みの信号を感じ取り、交感神経が緊張すると同時に筋肉の緊張も増幅してゆきます。
つまり筋肉の緊張が増幅してゆくことで、ますます肩や首周辺がこるようになるのです。これが「慢性的なこりのスパイラル」の原理です。
つまり、一度首や肩のこりが慢性化されると表面的な対処方法ではなかなか解消することができないのが特徴です。そうならないためにも、どんな対策が必要でしょうか。
初期段階で早めに手を打つのが肝心
これが一番確実な方法です。一日の仕事の終わりに「肩がこったなぁ」と感じたら手を打つ必要があります。お風呂で首や肩を温めたり軽い運動やストレッチを行うことで、一日分のこりを解消することができます。
もし慢性化したら時間をかけて解消する
首や肩がガチガチになるのにもある程度の期間がかかったように、慢性的なこりを治すのにも同じほどの時間が必要です。こり解消の基本「温める・運動する」を繰り返し気長に行う必要があります。
※定期的に行えるように生活の中に組み込む必要があるでしょう。
デスクワーク中心の仕事もこりの原因なので、今までより頻繁にストレッチなどを行う必要があります。他には意外と自分では気づいていなかった点がこりの原因にもなっている可能性があるので、机に向かっている時の姿勢や机周りの環境を見直してみましょう。