読書が趣味という方も多いと思いますが、一度読み始めるとつい時間が経ってしまうものです。同じ姿勢のまま本を読んでいて、肩や背中に違和感を覚えた経験があるのではないでしょうか。
せっかくの趣味の時間なのに、肩や首がこってしまう方もおられると思います。その多くの原因は同じ姿勢を取ることで筋肉が緊張してしまうことにあります。
読書の時には正しい姿勢でコリを防ごう
椅子に座っていても夢中になると猫背になってゆきますが、これもコリの原因になります。中空に本を持っていると、どうしても背中が丸くなるので本を読む時には机かテーブルで読むのが望ましいです。
机に向かって本を読む際には、机の上に腕を置いて軽く曲がる程度の状態で本を読むと疲れにくくなります。目と本の距離は30センチほど開けるようにします。
室内で本を読む時には部屋の明るさにも気を使いましょう。部屋が暗いと細かい文字を追うために自然と首が前に出て猫背になってしまいます。
読書をしていると時間を忘れてしまうことがあるのですが、特に昼間から夕方にかけての時間帯は外からの光量の変化が大きいので調節が必要です。夜間に手もとが暗いようであれば、デスクライトも使うことで文字を見えやすくできます。
読書がNGな姿勢について
腹ばいになって本を読む:腹ばいの状態で本を読もうとすると首と背中を反らせることになります。背中も自然なカーブを保持できなくなるのと首も不自然な姿勢のために骨と周辺の筋肉に負担がかかります。
ほおずえをつく:この姿勢も片側の腕や肩を固定してしまうので、筋肉の緊張を招きこりを引き起こします。
あぐらをかく:床にあぐらをかいた姿勢で本を読むと首が前に出て猫背になります。背骨も自然なS字カーブではなく「逆C」の形になるので肩や首や周辺の筋肉が緊張してゆきます。
日常生活の中でついやってしまいがちな姿勢ですが、これらもコリの原因となりますので注意しておきましょう。