男性も肩こりになりますが、女性のほうが圧倒的に肩こりに悩まされている人は多いでしょう。どのような理由で女性のほうが肩こりになりやすいのでしょうか。
骨格や筋力の違いが肩こりを引き起こす
男性と比べて女性のほうが骨格が細く,なで肩の方が少なくありません。なで肩だと筋肉が若干下がるのでコリの原因になることがあります。
さらに筋力の弱さも肩こりの原因です。現代生活では学校を卒業すると自分でかなり意識しなければスポーツをしたり筋トレなどのエクササイズをする機会は少ないでしょう。
現代人の多くが肉体労働ではなくデスクワーク中心の生活をしています。筋力が弱いうえに一日中同じ姿勢でパソコンのキーボードに向かって作業をしていると肩こりになりやすい環境を作り出しています。
重い頭を首の筋肉で支えなくてはならないので本来は筋力の必要なところですが、筋力が十分でないと余分の負担が周囲の筋肉にもかかるので肩や首周辺のコリにもつながります。
ホルモンバランスも要因の一つ
女性特有の問題としてホルモンバランスも原因の一つになり得ます。PMS(月経前症候群)は女性ホルモンの影響を受けやすい時期であり身心のいずれか,もしくは両方に症状が出ることがあります。
その一つが首や肩のコリという症状です。もし生理前に症状がひどくて生理が始まると大抵症状が治まってくるようであればPMSが原因となっているかもしれません。
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体の周期と体調の変化を日記やメモに書いておくと体調の変化に一定のパターンがあることを読み取れるので突き止めやすくなります。
他にもストレートネックや冷え体質、ストレスや疲れ目などがあります。いずれにしても肩や首のこりは男性よりも女性のほうが原因となる要素が多いのは確かです。
肩こりであまり悩んでしまうのもそれ自体がストレスになるので良くありませんが、辛いまま放っておくのではなく原因となるものを見つけて適切に対処しましょう。