病院で変形性ひざ関節症と診断されたならば症状の程度に応じて保存療法を施します。治療については医師の指導を元に行いますが、どんな方法があるか知っておくと参考になると思います。

薬物療法
膝に炎症や痛みがあるときには薬を使って痛みを抑えます。使うことのできる薬のタイプは外用薬・内服薬・坐薬ですがそれぞれの特徴があるので状況に応じて使うことができます。


ヒアルロン酸注射について
ヒアルロン酸とは元々関節液に含まれている成分です。膝の動きや炎症を改善する効果があると言われており、ステロイド注射に代わる方法として用いられています。


さまざまな装具とその目的
膝の機能を補助する目的でさまざまな装具を使用します。サポーターが一般的なものですが、医師との相談の上で足底板やブレースを用いることもあります。あくまでも運動療法の補助として使うものです。


杖を活用する
杖は「第三の足」と呼ばれるほど膝の痛みを物理的に軽減できる効果的な方法の一つです。特に痛むときや旅行の際だけ使用しても構いませんので、一つ持っておいても良いかもしれません。


物理療法-温熱療法が一般的
変形性ひざ関節症において物理療法が温熱療法を採用しますが病院で機器を用いて行なうものと家庭でも手軽にできるものがあります。アイシングを行なうことは基本的にはごくわずかです。