五十肩の症状には急性期と慢性期の2種類があり、それぞれの症状に応じた対処法があります。ここでは最初に急性期の対処法を詳しく解説したいと思います。
急性期の対処法
五十肩の多くはある日突然に肩に強い痛みが走ることで症状が始まります。人によっては夜の安静時にも痛みが生じて眠れないこともあるでしょう。
急性期というのは大体1~2ヶ月くらいの間を指します。この時の対処法は「安静にすること」です。無理に動かさないようにしつつ、なおかつ重い物を持つのも負担になるので避けましょう。
一般的には温めることで急性期の痛みを和らげます。カイロを使ったり自分で蒸しタオルを使って温めることもできますが、入浴時にしっかり湯船に浸かるのが手っ取り早い方法です。
寝る時には痛い方の肩が若干上がっている方が痛みが和らぐと言われています。腕の位置にクッションを置くことで高さを保つこともできます。もう一つクッションを使って肘を曲げて抱くような格好で寝ると良いでしょう。
いずれにしても急性期の強い痛みを感じたならば速やかに病院を受診されることをおすすめします。痛みの程度や医師の診断により痛み止めが出されたり、痛みが強い場合には注射を打つこともあります。
しかし急性期の痛みは大体1~2ヶ月なので延々と続くことはありませんのでご安心ください。急性期から慢性期に入った時にどのような対処法を施すかによっても後が変わるので努力が必要な点となります。