1~2ヶ月経過すると五十肩の急性期から慢性期へと移ってゆきますが、この時期にきちんと対処するかどうかで今後の肩の動きにも影響しますのできちんと取り組みたいものです。
慢性期の対処法-目的は拘縮を防ぐ
急性期の終わり頃から徐々に痛みがなくなってゆきますが同時に肩を動かせる範囲(可動域)が狭くなってゆくことがあります。
特に肩を上げる動作などが難しくなってゆき、簡単な日常の事が不便に感じるようになってゆきます。この時点で既に拘縮が少しずつ始まって来ていると言えるでしょう。
このまま何もしないで放っておくと徐々に可動域が狭まってゆき肩を動かすことができなくなります。肩は動かさないと筋肉に血行障害を引き起こして肩こりのような状態になってゆきます。
そうなると、ますます動かしづらくなってゆくので可能な範囲で肩を動かしてゆくことが必要です。
コツは温めてから動かす
効果的な方法の一つとして、お風呂あがりに運動療法を行うことが挙げられます。お風呂に入って筋肉がほぐれて血行も促進されているので、可動域を広げるためにストレッチをするのにうってつけです。
無理をせずに徐々に動かせる範囲を広げてゆくことを意識するならば、時間とともに可動域は広がってゆきます。これを根気強く行うことで、五十肩が治る頃には肩も十分に動かせるようになるでしょう。
慢性期のどの段階でどのような運動メニューを行うかは担当医と詳しく話しあった上で実施してゆくことをおすすめします。