アイロン

五十肩の急性期の痛みが治まってきた頃から主治医と相談しながらリハビリを開始してゆきます。方法は色々ありますがその中の一つに「アイロン体操」と言うものがあります。

簡単に紹介しましょう。

実際にどんな方法を採用されるかに関しては主治医の指示を仰いでください。必ずしも全ての方に効果があるわけではありませんで、自己責任でお願いします。

なぜアイロンを使うのか?

アイロン体操は「振り子運動」とか「コッドマン体操」と言うようですが、恐らくアイロンの重さくらいがリハビリにちょうど適しており、なおかつどのお宅にもある物だからなのでしょう。

別にアイロンでなくても構いません。500mlのペットボトルに水を入れるのでも同様に行うことができます。患者さんの状況に応じて重さを変えることができます。

アイロン体操を行う方法

立った状態で痛くない方の手をテーブルに乗せてバランスを取ります。痛い方の手でアイロンを持ち、腕を下に垂らすような状態にします。

上半身はやや前傾姿勢を取ります。この際に肩の痛みやテーブルを支える腕力に応じながら無理をしないよう気をつけます。この状態で腕を前後や左右に振ったり円を描くような形で動かします。

注意をしたいのが痛むくらいに動かそうとすると筋肉に負担がかかるので無理のない範囲で行うのが無難でしょう。

これを毎日行なってゆきトレーニングを続けてゆきます。最初は何も持たなくても良いですが、少し慣れてきたらアイロンか相応の物を手に持って行うこともできるでしょう。