医師が首のヘルニア予防策を説明している

首ヘルニアの予防-姿勢が重要

普段から正しい姿勢を心がけることが大切です。姿勢が悪いと首の骨や椎間板に変節をもたらすのでヘルニアになるリスクが上がります。

例えば、いつも同じ側の肩にバックなどを掛けていないでしょうか。私がそうしていたのですが、姿勢が悪くなり片方の肩だけが上がっている状態になっていました。

これは理学療法士の知り合いから聞いたのですが、イメージとしては、頭のてっぺんから糸で自分を吊るしたような感覚です。そうすると、自然な形で体全体の姿勢が良くなっているのに気が付くでしょう。

姿勢というのは気付かずに形成されているものなので、毎日の生活でできるだけ意識しながら過ごすことが大切です。

首のヘルニアになった後のケアについて

ここではヘルニアになって整形外科を受診して治療してから、医師に「もう大丈夫」と言われた方を対象に情報を提供しています。

一度ヘルニアになると完全に戻ることはありませんので、いかに再発をしないようにするかが鍵になります。私が医師に言われたのは「首の筋力をつける」ことです。

整形外科に属する体の他の部分も同様ですが、ある部分が傷ついた際に周囲の筋力を付けることで、ある程度の機能をカバーすることができます。例えば膝を痛めたならば、腿やふくらはぎの筋肉を付けてカバーしますよね。

ジムに通う必要はありませんが、簡単な体操や首に手を当てて押し合うだけでも首の筋力をつけることができます。

家庭でできるケアの中心は“首を温める”ことです。入浴の際に湯船につかったり、シャワーを首の部分に当てることによって血行を促進することができます。

なおかつ冬の時期の外出時にはマフラーをするなどして首を冷やさないようにすると、首の痛みが出るのを予防できます。