ちょと情けない話かもしれませんが、皆さんのお役に立つかもしれませんので、私がヘルニアになった体験談を紹介します。
階段から落ちて発症
知人と階段を一緒に歩いていた時に、私の不注意で階段を踏み外してしまい3~4段ほど階段を落ちました。落ちた際の外傷も特になく、怪我をした感覚はなかったのですが、首が重い感じがしました。
肩にかけていたカバンの中身が多かったので、落ちた際に首が前に押し出される形になりました。
翌日の午前中自転車で走っていた時に、突然首のつけ根一帯が今までになかったような痛みに襲われました。あまりにも痛かったのでそのまま家に直行。立っていられなかったので、直ぐに寝ることにしました。段々と熱も上がり、38度まで熱が出ました。
原因は3番と4番目の椎間板ヘルニア
不幸中の幸いで、私の住んでいる地域に首やスポーツクリニックを扱っている整形外科があったので早速受診しました。問診では健の反射テストや、指の動作確認、握力を測ったりして状態を確認しました。
そのうえでレントゲンとMRIを撮影。MRIを撮ればレントゲンに映らない箇所もはっきりと見ることができます。医師の見立てによると頚椎3~4番目の間にある椎間板ヘルニアでした。MRIの画像を見ると素人の私でも納得できるほどでした。
医師は私を見て「姿勢が悪い」とおっしゃられていました。他には首の筋力をつけるように指導されました。初診時は痛み止めをもらい帰宅。
その後しばらくして炎症が治まってきた頃から首のけん引が始まりました。徐々に重量を増してゆき、首の筋肉の緊張を取り和らげる治療が行われてゆきました。
首のけん引とセットだったのがホットパックです。首を温めて血液の循環を促進することで痛みやコリを和らげる効果があるようです。それによって劇的に改善した気はしませんでしたが、首が温まり気持ちが良かったのを覚えています。
週に二回ほど通い、結局初診から2ヶ月くらいかかったと思います。一応痛みも治まり日常生活や仕事でも支障なく果たすことができるようになりました。
その後の様子
一度ひどい痛みに襲われたので、いつ首が痛くなるか心配もありますが、4年が経過した今もそれ程の痛みに襲われたことはありません。ただ、以前に強いストレスを感じた時に、急に首のつけ根がこわばるようになって少し痛くなった時は焦りました。
首を360度ぐるりと回すと、ある位置で少し痛むところがあったので恐らくそこが悪い箇所なのだと思います。今のところはその程度の症状なので助かっています。
年と共に首も老化してゆきますので、できるだけ今の状態を維持できるよう首の筋力を増してゆきたいと思っているところです。