禁煙の準備を説明する医師

禁煙するには準備が必要です

予定を決める:禁煙にはある程度の準備が必要です。テレビを見て急に思い立って禁煙宣言をしても長続きしないので、計画は大切です。1~2週間以上先にするとモチベーションが低下するので、あまり先延ばしにしません。

自分の頭の中の決意だけでは不十分なので、実際に紙に書き出すのをおすすめします。なぜタバコを止めたいのか、万が一吸いたくなったら誰に相談すべきかを書いておきます。禁煙中に1本でも吸いたくなったら紙を読み返して決意を強めます。

禁煙の練習をしてみる:禁煙開始日までに今まで持っていた喫煙の習慣を取り崩します。例えば、起床時に朝の一服をしてたのであれば、意識的に吸わないようにします。

無意識に行っていた喫茶店が実は自分の喫煙場所だったという事もあるので、自分が今までタバコを吸っていた場所には行かないようにします。居酒屋も例外ではありません。

タバコを断る練習もしておきます。「もうタバコは止めました!」と身振りを交えて声に出して練習しておきましょう。禁煙時に誘惑に遭うことがあるかもしれません。

口寂しさを無くす対策も:喫煙は一種の中毒であり癖でもあります。禁煙者の共通の意見として口が寂しくなるというものがあります。これはどちらかと言うと癖によるものなので、代用できるものを用意しておきます。ガムやキャンディーなどを買っておきます。

自分にとって効果的な方法を見つける

実行段階に移ったとき、自分にとってどの方法が効果的か覚えておくとよいでしょう。一回で禁煙できることはまれで、繰り返し努力が求められるかもしれません。自分とって良い方法が見つかれば、少しずつ禁煙に近づいてゆくに違いありません。