歯のブリッジの費用を検討

事故や虫歯などで歯を抜くとなると、そこの部分をインプラントにするかブリッジにするか迷うと思います。歯科医はしきりにインプラントを勧めてくるのですが費用が何とも・・ですよね。

確かにブリッジにもデメリットはありますが、メリットがあるのも事実です。この両面を比較検討して自分に合った決定ができると、治療後の満足感も高いものになります。恐らくブリッジを採用する大多数の方の理由がこちらだと思います。

最大のメリットは費用面

仮に前歯一本をインプラントにした場合、最低でも30~40万円程度の費用がかかります。

もちろん一回インプラントにしたからといって一生使えるわけではありません。施術後の寿命には個人差があります。きちんと歯のケアを行っておけば10年以上もつとも言われていますし、中には40年もったケースさえあるようです。

仮に30歳の時にインプラントにして20年使えたとしても、50歳の時にもう一度作りなおす必要が出てくるかもしれません。

忘れてはならないのは、インプラントを入れたからと言って終わりではないのです。普通の歯よりも頻繁に歯医者に行ってメンテナンスをする必要がありますし、細菌感染の恐れもあります。

これらは全て保険診療外(実費)なので、継続的に費用がかかります。誰も施術後に何も問題が出ないとは言い切れないので、後々の費用も計算に入れるとかなりの金額に膨れ上がります。

◆インプラントに比べてブリッジは割安

例えば前歯のブリッジは作成費用だけだと2万円少しで作ることができます。幾らかの歯の治療を加えたとしても、インプラントとブリッジだと費用に10倍もの差が出てくるわけですよ。

ブリッジ作成後の寿命は5年以上数年は持つと言われています。費用面だけを考えると、人によっては7~8年持つブリッジを保険診療で何度か作りなおす事を検討するのも方法です。なおかつ治療にかかる費用は全て保険診療内で済ませられます。

経済状況は異なるので、決定も人それぞれですよ。ただ、多くの人がインプラントにするのを躊躇している理由とブリッジの費用を重ねあわせて考えると、やはりブリッジの最大のメリットは費用面であると言えますね。

個人の人生設計とも少し似ている気がする

ブリッジの方が費用面で考えるとコストパフォーマンスに優れているように見えますが、他の要素も考えなくてはなりません。その一つが審美性です。

年配の方が歯の欠損によりブリッジでも構わないと言う人も少なくありません。しかし若い女性が事故などで歯を失った場合、見た目を考えてインプラントを選択するかもしれません。

その他、人と顔を合わせることが多い職業の方や、外見が生活の質に大きな影響を及ぼすと考える人もインプラントは費用対効果が高いと言えるでしょう。この点は本当にそれぞれの価値観ですよね。

例えば住む場所なども同様です。都内でマンションを買うことが必須と考えている人もいますし、都営住宅でも十分と考える人もいるでしょう。

個々のライフスタイルにおいて、どちらが良いかは個人の状況に基づいた価値観の違いとなるわけです。同時に経済状況が許すかどうかも価値観に影響を与えます。この点からするとやはり費用的な部分は大きいと言えるでしょう。

どうしてもインプラントが必須と考えるなら・・

何らかの(主に審美性)の理由でどうしてもインプラントが必須だと感じているけれど、今すぐには全額に費用が払えない人はどうすれば良いでしょうか。

個人の決定によりますが、一つの方法としてローンを組むこともできます。銀行によってはインプラントに特化したローンを存在します。

一括では支払えなくても、分割にすれば利息分も加えて1~2年で完済できる経済力があれば検討する余地ありです。詳しくは銀行のホームページなどを参考にされてください。