歯科の道具

<2回目の診察-抜歯>
今回はついに右側の前歯を抜歯するために来院しました。

まず最初にしたのは薬の服用です。痛み止めや胃薬、整腸剤やらを数種類飲みました。

次に行ったのは麻酔の注射です。

今日の治療の中でこれが一番痛いのではないかと思うくらい、私にとって麻酔注射はネガティブなイメージがありました。意外と最初に少しチクっとするだけでほとんど痛くありませんでした。(前回のポケットプローブを使った検査の方が痛かったくらい)

抜歯は痛くないが緊張して汗びっしょりに

麻酔は時間をかけて浸透してゆくので、その間に仮歯を作るために歯型をとったりしました。その後はいよいよ抜歯です。抜歯の作業時には水が少し飛ぶせいなのか顔にタオルを掛けられます。

これで作業している姿は見えないので、歯を抜かれている恐怖感はないはず・・

延々と歯を削る音がしていたのは、今回ブリッジを作るために横の歯を削っていたのです。ブリッジは対象となる歯の両側を橋がけするために削らなくてはならなりません。

左の前歯は既に被せ物をしているために削りましたが、今回は右の側切歯まで削る必要があります。健康な歯を削るのはもったいない話です。しかしブリッジをかけるためには仕方ありません。

私の場合は前歯2本の部分に被せているので、この被せている歯を最初に取るのかどうか分かりませんでした。抜歯の作業中は痛みはありません。しかし何かかなり強い力が歯にかかっているのを感じました。

麻酔がかかっていたので痛みはありませんでしたが、何か痛いようなよく分からない感じがして身体は必死に堪えていました。緊張したのもあって抜歯が終わった後は汗びっしょりでした(笑)

レントゲンチェックと仮歯の合わせ

抜歯を終了した後はそれで終了ではなく、きちんと抜歯できたか念のためにレントゲン撮影をして確認します。レントゲン室で撮影後数分して現像が出来上がり、無事に歯の根っこの部分がもやし状に残っていたのが抜けたようです。

歯を見せてくれたのですが、ほとんど歯は残っておらず本当にちょろっと根っこがあるだけでした。先生が「この歯どうされますか」と聞いてこられたので処分してもらうことにしました。

その後は仮歯をくっつける作業です。何度かやり直ししつつ無事仮歯が装着されました。新しい歯が出来上がるまでにはしばらく時間がかかります。その間も歯抜けの状態にならないようにちゃんと処置がなされるわけですね。

水は何とかならないのか

一つ気になったのは歯を削っている時に器具から水が出ますよね。横にいる助手さんが口にたまった水を吸ってくれるのですが、完全に吸いきれなくて残りの水を飲み込んでしまいました。

そのせいでトイレに行きたくなりました・・作業の一つ一つに技術がいるようですね。

今回は仮歯を装着して終了です。かかった時間は全て合わせて約1時間です。前回先生が仰ってた通りでした。抜いた部分はまだ出血があったので最後注意事項がありました。(注意事項の紙をもらったので軽くまとめておきます)

  • 激しい運動や入浴、飲酒などの血行が良くなることは避ける必要がある
  • 出血しても心配はいらない。20分くらい押さえていれば出血は収まる
  • 強いうがいやブラッシングは出血の原因になるので控える
  • 腫れは翌日から2日目がピークらしい

◆もらった薬は4種類です

  • サワシリン250mg:ペニシリン系の抗生物質。化膿止めに使う
  • ジクロフェナクNa:痛みや炎症止め。歯痛に使う
  • ビオフェルミン:整腸剤。サワシリンと一緒に飲む
  • マーズレン配合錠:胃薬。ジクロフェナクと一緒に飲む

かかった金額と保険点数

今回の抜歯にかかった金額は3690円でした。
再診料:46点
医学管理等:13点
手術:470点
処置:400点
画像診断:38点
投薬:81点
麻酔:36点
歯冠修復・欠損補綴:147点
-合計点数:1231点

次回の診察は明日で消毒をするとのことです。
そうそう、膿んでいた部分が全て除去できたかどうなったのか聞いてみよう。

3回目の診察は翌日に消毒のみ

今日は昨日抜歯した傷口を確認して消毒するのみでした。医師が仰るには傷口も綺麗になっているとのことでした。気になっていた歯槽膿漏の部分について確認したところ、やはり膿になっていた組織を全て除去したそうです。

傷口がきれいになるまで1ヶ月くらい、そして歯茎や骨が元に戻るまで大体半年くらいかかるそうです。

次回からは歯石を取ったり虫歯の治療に移ります。

今回の診察にかかった金額は140円でした。
(再診料の46点のみ)