厚生労働省のガイドラインにはディスプレイの扱いについても指針が施されています。ある程度の安全基準として覚えておくと良いかもしれません。役立つ点をまとめてみました。
目に負担をかけないための距離や位置とは?
目からディスプレイまでの位置が40センチ程度の距離を保てるようにします。これ以上近づくと目に負担をかけるので、この距離でも見えるように眼鏡などで調節する必要があります。
ワードやエクセルなどのソフトであれば、さほど目を近づけなくてもこの距離できちんと見えるはずです。もし40センチ程度の距離を保っても見えづらいようであれば視力が落ちているかもしれません。
メガネの度があっているかチェックしてもらうと良いでしょう。
目・ディスプレイ・書類の位置について
ディスプレイを見る時の位置はやや下を見る感じが適正です。ディスプレイの上部が目よりも上の位置にあると、目を見開いていなければならず、目が乾燥して負担がかかるのです。
大抵は椅子の高さを調節することで解消できます。座面を高めて足がつかなくなるようであれば、フットレストを置いて調節します。
また、パソコン作業時における目の移動も考えておきましょう。ディスプレイと書類の2点を行き来しながら作業をすることが多いと思いますが、この2点の距離が大きいと目も焦点を合わせるのに余分の力を使います。
なるべくディスプレイの近くに書類を置くことで目が焦点を合わせるための負担を軽くすることができます。
ディスプレイの微調整は大切です
ガイドラインを見るとディスプレイを使う人にとって”好ましい位置・角度・明るさ等に調節すること”と書かれてあります。
位置や角度は自分にとって見やすいように適宜調整するのが普通ですが、明るさはいかがでしょうか。時間帯で外部からの光量も変わりますし、体調によっても画面が眩(まぶ)しく感じたり、逆のこともあります。
私は疲れてくると目眩(めまい)がしてくるので、画面の明るさはできるだけ抑えるようにしています。ディスプレイが光沢画面の場合は明るほうがメリハリがあって見やすく感じるかもしれませんが、目に与える負担も考慮して明るさも調整するようにしましょう。
ディスプレイ面にホコリがたまると画面が暗くなり見えづらくなることがあります。定期的に専用のクリーナーを使って常に画面を見やすい状態に保ちましょう。