テクノストレスとは?
テクノストレスとは1980年代にアメリカの心理学者が名付けたもので、コンピューター操作が身心や人間関係に影響を及ぼすことの総称です。
テクノ不安症について
テクノ不安症とはパソコンを使うのが苦手な人が無理にパソコン作業をしようとして生じるものです。自律神経の失調症状やうつ症状さえ引き起こすことがありますが、肩や首のこりも生じさせることがあります。
年代としては中高年に多く、社内で突然にパソコンでの業務が導入されることで一気にストレスが増大します。若い人に比べて新たなものを覚えてゆくスピードが緩やかなのと、使いこなせないと業務に支障が及ぶというプレッシャーもストレスになります。
一方、退職後パソコンを覚えようとする方のストレスはそれほどではないようです。理由としてはマイペースで学べるのと、自分が好きでなければいつでも止められる気楽さがあるからです。
テクノ依存症について
パソコン無しでは居ても立ってもいられなくなり、首や肩のこり、または様々な不安症状が出てくることがあります。時間を忘れてパソコンにのめり込むようになり、人との関わりを嫌がるようになります。若い男性に多いとされています。
今や生活の中にコンピューターが入り込んできて、テクノ不安症は徐々に減少傾向にあるようですが、今後はテクノ依存症が増えてくるのではないかと思われます。
編集後記
テクノストレスという語が生まれてから既に30年ほどが経過しており、コンピュター自体が生活に必要不可欠な存在になっているのでこの言葉自体が死語っぽい表現になったのではないかと思われます。
しかしコンピューター機器が心身に及ぼす影響は現在でもあまり変わっていないだけでなく若年化さえしています。なので当該記事は引き続き残しておくことにします。