血液の循環が良いと免疫が高まるのはなぜでしょうか。
なぜなら免疫細胞は主に血液の中に存在しているので、血流が良いと体内に十分な数の免疫が行き渡ります。その結果免疫力は高まるのです。逆に冷え症で於血(女性に多い)の方は免疫が低い傾向にあります。
女性の場合は血行が促進されると代謝が促進される結果、肌の様々なトラブルを防ぐことができます。また身体の不正愁訴(疲れやすい、だるい、重苦しい感じなど)も血行に関係しているので、ぜひ改善したいものです。
どのようにして体内の血液循環を改善することができるでしょうか。ここでは日常の中で簡単にできる改善法を紹介したいと思います。
生活の中で簡単に血流を改善する方法
家で簡単にできる血流改善法としてストレッチが挙げられます。
例えば家事をしながら手足や腰を伸ばしたり深く曲げるだけでもOKです。できれば身体の特定の部分だけでなく、全体的に順繰りにストレッチをしてゆくと体内の血流が改善されます。加えて起床時と就寝時にも軽くストレッチと深呼吸を何回かすると心身ともにリラックスできます。
身体のメカニズムとして、筋肉の中には血液も流れており、身体を伸ばすと筋肉中の血液の流れが良くなるからです。血流を改善するコツは毎日数分を習慣づけることです。家事の合間やちょっとした時間にできるのでチャレンジしてみましょう。
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デスクワークの方で多いのは「肩こり」です。
肩こりも簡単に言うと筋肉の収縮による血行障害です。特に夏の時期オフィス内は快適な環境に保つために冷房をつけるのですが、これも肩こりと冷えの原因となります。
仕事内容も一日中PCに向かっているか電話をとるかのどちらかだと、ほとんど身体を動かす機会がありません。少なくとも一時間に一度は席を立って足腰を軽くストレッチしたり、肩・首周りを動かすだけでも血流は改善されます。
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特におすすめなのが「足湯」
個人的におすすめしたいのが足湯です。浴室でなくても大きめの洗面器があれば部屋でも行うことができます。服を着たままでもズボンを少しまくるだけでOKです。
足湯をおすすめする理由として、足は心臓から一番遠く離れている部分で冷えやすいです。特に女性の場合は冬の時期、ブーツをハイていても足の先が冷えているのを感じますよね。
足は冷えやすい反面、温まると体全体に血液が行き巡ると血流が改善されるからです。足だけお湯に浸かっているのに体全体がポカポカするのを感じるのはこの理由からです。
バスソルトや入浴剤を少し入れるだけでアロマも同時に楽しめるのでおすすめです!ストレッチをした後に足湯に浸かると快眠できるので、冷え性で免疫も低いと感じている方はぜひ試してみてください。
ストレスを感じた時の血行改善法
ストレスが身体の冷えにつながるのをご存じでしょうか?
仕事中に大きなストレスを感じると、指のさきやつま先が冷えたという経験がおありだと思います。これはストレスにより交感神経が優勢になることで血管が収縮します。結果、血流が悪くなるので身体(特に先端部分)が冷えているように感じるのです。
どのようにして改善できるでしょうか?
すぐにできる方法として、副交感神経を優勢にさせることです。深呼吸をする、薬指以外の指の付け根の両側を押す、合谷のツボ(親指と人差し指付け根が重なる部分の少し横、押すと痛いのですぐ分かります)を押すなどがあります。
仕事中はストレスにされされているので、完全に解消するのは難しいですが、家に帰ったら冷えの解消で役立つ方法があります。それは「湯船につかる」ことです。
日頃忙しい生活を送っているとシャワーで済ませてしまうことが多いかもしれません。もし仕事でストレスを感じる日があれば、湯船に使ってゆっくり入浴しましょう。
少し温めのお湯に長めに浸かると身体の血行を巡りを回復させることもできますし、気持ちもリラックスさせられるので、緊張した神経をほぐす効果もあります。
自分は頑張っているつもりでも、意外と身体は正直でストレスを敏感に感じるものなので、ぜひ早めに対処していたわりたいものですね。