普段生活をしていて「自分は免疫力が低い」と感じることがあるでしょうか。
免疫が低いと疲れやすく、風邪を引きやすかったりします。それだけでなく、強いストレスと相まってあらゆる疾患の誘引となり得るので過小評価できません。
免疫を高めるために病院に行こうか検討される方も少なくありません。では病院に行くにあたり、何科を受診すれば良いのでしょうか。
免疫に関係する疾患の疑いがあるならば
免疫と病気には大きな関連があり、疾患の原因の多くは免疫力の低下が潜んでいます。もし現時点で何らかの症状を引き起こしているのならば症状に応じた科を受診することになります。
この場合には病院の窓口で具体的な症状を問診票に記入したり告げたりすることで、相応しい診療科を紹介してくれます。もし本当に免疫系の疾患の疑いがあるならば大学病院規模の病院を受診するのがベストです。
ひとえに免疫疾患と言っても症状によって受診する科が全く異なります。関節リウマチのように骨格に関わるものから潰瘍性大腸炎のや膠原病のように臓器に至るものがあります。
病院も規模が大きいほど、各疾患を細分化して専門的に診ています。事前に病院の公式ホームページで診療科目や手術の執刀数などをみると、ある程度の見通しを立てることができます。
もし大きな疾患の疑いがなく、単に免疫力アップや体質改善の目的で病院を受診するのであればどうでしょうか。
免疫外来か漢方医も一つの選択肢
病院によっては免疫外来を設けているところもあります。しかし免疫外来と言っても、他の科目の延長や自己免疫疾患の治療として設けている場合もあるので確認が必要です。
例えば皮膚科-免疫外来であれば自己免疫疾患でなおかつ皮膚に症状が出るものを扱いますし、総合病院ではリウマチや膠原病を主に扱っているかもしれません。
しかし、ここで考えているのは免疫力アップ・改善のための外来病院です。診療科を見るだけでは目的が違う場合もあるので、各病院のホームページを見てから電話でお問い合わせの上、来院することをおすすめします。
◆免疫力測定も役に立つ
客観的に免疫力の強さを測るうえで役立つのが免疫力の測定です。血液の採取だけで手軽に免疫力を数値から調べることができます。ご自身の生活状況と併せてみると改善点が見つけやすいので、近所に検査できる病院がないか調べてみましょう。
◆先の点に似ているものとしては漢方医です。
近年は徐々に漢方医も増えており、大都市やその周辺に漢方医の存在を確認できます。もちろん漢方は疾患の直接的な治療にも及びますが、免疫力アップなどの体質改善にも役立ちます。
体質にはそれぞれタイプがあり、タイプや目的に合わせて漢方を処方します。加えて生活上の注意点などアドバイスを元に体調を整えてゆきます。医療の選択は個人責任の範疇ですが、免疫力アップのための一つの方法として漢方医にかかることができます。
しかし、サプリメントが一番手軽
もし免疫に関する疾患の可能性を否定できて、単に体質や生活習慣改善と免疫力アップが目的ならば、セルフケアで十分かもしれませんね。
免疫をアップに役立つ生活習慣(食事、睡眠、運動、ストレス)を上手にコントロールできるのならば、加えてサプリを摂取するだけでも、以前は身体が重かったのがスッキリしたと実感できるでしょう。
半年から年単位で効果が出ているかチェックすることが必要です。先に挙げた免疫力測定も役立ちますし、個人の感じ方の部分も大きいので健康ブログなど定期的に書くのもおすすめの方法です。