注射器

問診やレントゲン検査によって変形性ひざ関節症以外の疾患が疑われる場合さらに原因を特定するために関節液や血液を検査します。

関節液検査の方法や判断できること

膝に水が溜まっており、なおかつ変形性ひざ関節症を除外できる場合には直ぐにでも治療を開始しなくてはならない疾患も含まれるので速やかに検査を行います。

注射針を膝に刺して関節液を抜き取り含まれる物質や状態により疾患を見極めます。全身症状が疑われる場合には、さらに血液検査を行います。

正常な関節液の状態は無色透明で粘りのあるものです。正常な数値の状態と検査を比べて疾患を特定します。

以下は関節液検査でわかる疾患の一部です。

特定の疾患がある場合には関節液に変化が見られたり白血球数が大幅に上がったり、関節液内に他の物質が見られます。

さらに疾患を特定するために血液検査が必要な理由はそれぞれ血液中の成分の上がり方が異なるからです。それで状況によっては関節液-血液検査を行ってから疾患が特定されるケースもあります。

関節液検査をした当日は入浴を控えるよう医師から言われることがあります。膝に注射針を刺すので感染症の原因にもなりかねないので医師の指示に従いましょう。