認定歯科医

歯のトラブルに悩まされた時、歯医者を選ぶのって意外と難しいですよね。

選択肢が限られていればその中から選ぶのですが、都市部では歯科は本当に数多く存在するのでありがたい反面、どこに行ったら良いの分からなくなることもあります。

歯科を選ぶ際に歯科医が認定医、あるいは専門医であることは必須なのでしょうか?

結論から言うと、認定医や専門医であれば安心感はあるかもしれませんが、それに加えて歯科医の腕が大事なので、評判が良いかどうかを重視して決める方が良いでしょう。

歯科医における認定医・専門医制度とは?

歯列矯正を例にとって考えてみましょう。

歯列矯正は年単位での時間もかかりますし、費用も100万前後になることが多いので、虫歯をちょっと治すのとは違いますよね。できれば選択できる範囲内でベストの歯科医を見つけたいですね。

では歯科医のうち、誰が歯列矯正を行えるのでしょうか?

実は日本では歯科医であれば誰でも歯列矯正をすることが可能です。しかし現実問題、技術的には誰でも歯科矯正の治療を行えるわけではありません。患者さんにとってホームページ上で紹介されている歯科医が十分な経験と実績があるかは未知の部分でもあります。

では実際にどのような歯科医が認定医や専門医として名乗れるのでしょうか?

[参考資料] 日本矯正歯科学会新井矯正歯科:「認定医」「指導医」「専門医」になるためには?

簡単にまとめると、認定医であれ専門医であれ論文や試験をパスして、なおかつ経験が求められるということです。これを見ると確かに専門医の歯科医の方が良いのかもしれません。(学会員=専門医ではありません!)

上記の点を考えると、できれば専門医の方が安心して治療してもらえると結論付けるかもしれませんね。学会のページからも地域ごとに検索できるので参考にしてください。

実績と評判も兼ね備えているか

それに加えて、どれだけの症例を扱ったことがあるかは医師の実績を見るうえでのバロメーターになります。歯科医のサイトに具体的に書かれていると分かりやすいです。

もし気になるなら、歯科を受診した時に医師に「どれだけの症例を扱ったことがあるのか」率直に聞いてみることができます。この手の質問は日本人はあまり好みませんが「この人大丈夫かしら?」と思いながら長期に渡って治療を受け続けるほうが心配ですよね。

腕と実績に自信のある歯科医であれば親切に答えてくれるはずです。

評判の点に関してはネットで口コミを見ることができます。あくまでも一般の患者さんの『口コミ』に過ぎないので、どれだけ客観性があるか、事実を提示しているかは個人で判断しなければなりません。

口コミで見るべきポイントは、その歯医者さんに「ひどく欠けた部分はないのか」チェックしてみることです。ごく個人的な印象ですが『受付の態度が悪い』所は回避しています。

受付の方は治療ではなく「従業員」の立場になりますが、患者さん(客でもある)に対する態度が悪いというのは「経営者」つまり医師に対して不満を持っている場合も少なくないので心配になってしまいます。(今時こういう歯医者は少ないと思いますが・・)

まとめとして

最近では自分でブログを立ち上げて、歯の治療に関して分かりやすく解説しているものもあります。単にちょっとした虫歯であれば、どこの歯科医でも大差ないので駅前や通勤経路の利便性を優先して選ぶことが多いでしょう。

しかし今回取り上げた矯正歯科の場合、多大な費用と時間がかかるので、現実的に選択できる範囲の中でベストチョイスをしたいというのが本音でしょう。

信頼できる歯科医を見つけるためには、資格・実績・評判を兼ね備えた医師を見つけるのがベストです。