突然の歯痛ってとても辛いですよね。
仕事中でも昼間であれば、早退して歯科医に駆けこむこともできますが、夜遅くだと歯科の夜間救急センターも終わっているので、一晩中我慢する羽目になります・・
もし虫歯が原因で突然の歯痛に悩まされているのであれば、まずは簡単にできる応急処置を試してみることをおすすめします。一晩やり過ごせれば翌朝すぐに病院に行けますよね。
簡単にできる歯痛の応急処置とは?
まずは痛い歯がどこなのか十分に確認します。
虫歯が原因で痛くなっているのであれば、既に何らかの兆候は出ているはずなので、歯が削られていたり黒くなっている箇所が歯痛になっているに違いありません。
場合によっては以前に治療した被せている歯の中が虫歯になっている(二次カリエス)と触ることができないので、歯科医に行ってから診てもらう必要があります。
具体的な処置としては・・
口腔内を清潔な状態に保つ必要があるので、可能ならば歯を磨く(痛いところを除く)難しいならば洗口液やうがい薬を使って口をゆすぎます。
もし痛い歯の中に食べ物のカスなどが詰まっていたら、歯を刺激しないようにしながら慎重に取り除きます。この時、痛い歯はできるだけ触らないほうが良いので、くれぐれも鋭利なものでグリグリと自分で削ろうとしないでください。
虫歯が進行して歯髄にまで達して炎症を起こすと激しい痛みを生じさせます。既に炎症が始まっている場合、食事のカスは本当の原因ではないですし、自分では完全に取り切れません。
無理にいじると、食べ物カスが奥に入ってしまったり雑菌が入り込んで余計悪化するので止めておきましょう。
次は痛みの処置
炎症を起こしている可能性が高いので、大切なのは患部を冷やすことです。
氷水で冷たくしたタオルを痛む部分に当てて、定期的に替えてゆきます。これだけでも痛みは治まってきます。もし保冷剤があればタオルかハンカチに包んで当てることもできます。冷えピタでも代用可能です。
注意:歯痛の時には血流を促すものは痛みを倍増させるので厳禁です。お酒や辛いもの、運動や入浴なども血行を促進するので控えましょう。
バファリンやロキソニンなどの消炎鎮痛剤も歯痛に効果があります。痛かったらもう最初に飲んでおくこともできますよね。また正露丸を痛む歯に詰めるのも効果があるようです。(歯痛の原因が治るわけではない)
歯痛に効くツボとしては合谷があります。
ちょうど親指と人差指の骨の付け根辺りから人差し指方向に5ミリほどの場所にあります。押すとジンジンするのですぐに分かると思います。
3秒感覚で押し-離すを繰り返してみたりグリグリと押し回してみると結構痛いですね。合谷は頭痛や肩こりをはじめ、歯痛にも効く万能のツボなので覚えておきましょう。
食事はできるだけ柔らかい物を選びつつ、歯痛の側で噛まないように注意しながら摂るようにしましょう。食後も食べ物のカスが残らないように、すぐ口をゆすいだ望ましいでしょう。
後は布団に入ってひたすら眠くなるのを待つのみです・・
必ず翌日は歯科医を受診しましょう
もし翌朝、炎症が収まって痛みが引いたとしても、できるだけ早めに歯医者に行って虫歯の治療を行いましょう。
虫歯は頭痛などと違って自然と治るものではありません。歯痛になったのは虫歯がかなり進行している証拠です。すぐに治療を開始する必要があります。
◆突然の歯痛に対処するため常備しておきたいもの
- ロキソニン
- 冷えピタ
- 正露丸
なおかつ歯痛になったということは、普段の口腔ケアが不十分であることの証拠です。食生活を含めて(特に間食)全体を見直すことをおすすめします。
次に痛みが始まる前に治したいものですよね。