インフルエンザ予防に加湿器が役立つ理由
日本の気候では冬の時期が一番風邪を引きやすい時です。インフルエンザも冬になると流行しますが、なぜ冬になると対策として部屋を加湿をするように言われるのでしょうか。
インフルエンザの予防と加湿にはどのような関係があるのでしょうか。
部屋を加湿することのメリット
冬の時期、特に太平洋側は非常に乾燥します。東京に至っては晴天率が高いのは嬉しいことですが湿度が低くなるので手を始め体全体がカサカサになるのを感じます。
乾燥は空気中のウイルスにとって絶好の機会となります。
風邪やインフルエンザの原因となるウイルスは微小で空気が乾燥すると浮遊して地面に落ちるまでの時間が長くなります。逆に適度な湿度があるとウイルスは早く落下するので部屋の中にいても吸い込む確立が減るのです。
さらに乾燥した状態は体の粘膜(鼻や喉)の抵抗力を下げて感染しやすい状態を作り出すのでウイルス性の風邪やインフルエンザの原因となるのです。
◆室内の適性な湿度は50~60%
と言われています。
仮に40%を下回ると空気中にウイルスが漂うことになるので注意が必要です。
部屋の湿度を保つためには様々な方法があります。例えば濡れタオルを部屋に干したりお風呂上がりにドアを開けておくなどの方法です。
これらの方法は一時的には湿度が増えますが、適性な湿度を継続的に保たなければ意味がないので単なる気休め程度にしかなりません。
やはり加湿器は必要
室内を適性な湿度にコントロールするためにも加湿器は欠かせません。冬場の時期はエアコンとの併用で若干電気代も上がりますが、インフルエンザ予防のためには必要不可欠なアイテムの一つです。
湿度が上がると部屋も暖かく感じるので一石二鳥です。
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