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要チェック!冬季型うつ病の原因と治療法

以前に友人から受けた相談で「毎年冬になると体調が悪くなる、特に気持ちがふさぐことが多い」ということを言われたことがあります。(この方は夏は体調もメンタルも調子が良い)

その時にはあまり気がつかなかったのですが、現在住んでいる地域は(太平洋側ではありません)冬になると毎日くもりか雨の日が多く、空もどんよりした感じです。

そんな日が続くと、健康な人でも元気がなくなってしまいますよね。ふと「これってもしかして天気とメンタルって関係あるのでは・・」考えたところ、意外なことに当てはまる疾患が見つかりました。

冬になると気分がふさぐ理由と対処法を紹介してみたいと思います。
 

冬季型うつ病(SAD)とは?

冬季型うつ病というのは、うつ状態が年間を通じてではなく、冬季限定で発生する一種の季節性感情障害とされています。特徴は秋の深まる頃から症状が出はじめて冬場はうつ状態に悩まされますが、春になると治ると言うものです。

罹患する男女比は女性の方が多いのですが、原因は今のところはっきりしていません。症状は通常のうつ病の代表的なものである、気分の落ち込みや集中力の低下に加えて、睡眠時間や食欲の増加が挙げられます。

もちろん冬場は寒いですし、昼間の時間も短いので寝る時間が長くなる人もいるでしょう。健康な方でも、寒いと甘い物を摂取したくなります。しかしここで考えたいのは、うつ状態+上記の症状ということです。

冬場だけに生活に支障が出るほど気分の浮き沈みを感じるならば、冬季型うつ病の可能性も考えられます。速やかに専門医を所に行き、受診しましょう。

しかし原因は一体何なのでしょうか。

冬場の日照不足が原因

冬季型うつ病の原因はすでに明らかになっており、冬季の日照不足が症状を引き起こすとされています。特に北欧ではよく知られた話で、人口に対して一定割合の人がかかるとされています。

元々、冬場日照時間が少ない地域で育ってきた人に加えて、そうでない地域から引っ越してきた人も罹患することがあります。日本でも太平洋側から日本海側に引っ越してから発症する人もいるようです。

原因は一日の日光の量が少ないと、脳内のセロトニンという物質が十分ではなくなり、反対にメラトニンが優勢になることで症状を誘発します。お天気と気持ちの変化って、化学的な根拠があるんですね。

冬季型うつ病であることが明らかならば、光療法が効果的な方法です。光療法とは高照度の光を当てることで、セロトニンの分泌を促して体内のバランスを整える方法です。

光療法を行わずして、抗うつ剤だけの処方をしてしまうと、原因は取り除かれないので十分な望ましい結果は得られないでしょう。しかし日本では光療法自体があまり認知されていないようです。

日常生活に多少の支障をきたすとしても、元々冬場日照時間の少ない地域で育っていると「当たり前」と感じてしまい、我慢してやり過ごす習慣が出来上がっているかもしれません。

特に地方は大都市部と比べてメンタル関係の専門医が少ないので、実際に受診する機会が少ないのもあまり認知されていない要因の一つです。

治療方法について

「朝から外に出て太陽の光をいっぱい浴びましょう」と言いたいところですが、冬場の日照時間が少ない地域の方が罹患しやすいので、このアドバイスはもっともらしく聞こえますが、あまり現実的ではありません。(もちろん太陽が出ているならば外に出て浴びるべきなのは言うまでもありません)

もし住んでいる建物の形状により、日当たりの悪い場所に住んでいるならば(日照時間の多い地域でも)影響を受ける可能性がります。日当たりの良い住まいに引っ越すのも一つの方法です。

医師のカウンセリングを経て高照度光療法を採用することもできます。人工的に強い光(~10,000 lux)を照射してセロトニンとメラトニンのバランスを整えます。

他にも食生活の改善(ビタミンB群やタンパク質の摂取)や運動、規則正しい生活も冬季型うつ病を改善させるのに役立ちます。

もし冬場、気持ちがふさいでしまい、仕事や生活にも支障を及ぼしているならば、冬季型うつ病の可能性があります。まずは専門医に診てもらってから、できることを行い改善に努めましょう。
 
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