症状に応じた心療内科と精神科の見分け方とは?
なんか最近身体がずっとだるい、やる気がしない、気持ちが塞ぐなど誰でも感じることがあります。
些細な症状であれば休息を取ったり自分なりのストレス解消法を講じれば快方に向かいます。しかし長期にわたって続く場合や症状が重い場合には早めの受診が必要です。
しかし今まで専門医にかかったことのない方にとって、いざ病院へ行くとなると心療内科?それとも精神科?と迷ってしまうことがあります。
ここでは症状に応じた診療科がどちらかを選択する方法を紹介します。
◆心療内科が適応の症状
一般的に言ってストレスなどが主に身体に症状として出ている時に受診します。つまり心の状態が身体に影響を及ぼして症状が出ているのであれば心療内科です。
注意したい点はいわゆる「不定愁訴」が続いている時に自己診断で自律神経失調症と決めつけて心療内科を受診しないことです。
身体の不調には重篤な原因が潜んでいるかもしれないので、きちんと検査をして他の疾患の可能性を排除した時に自律神経失調症と診断されるのです。
もし身体の不調が著しい場合にはまず精密検査をするのが優先事項です。
◆精神科が適応の症状
不安や抑うつなどの主に「心」の部分に症状が出ている場合に受診します。
精神科の方が字で見た通りなので分かりやすいという特徴があります。総合病院などの規模の大きい医療機関でもし迷ってしまったら総合受付で症状を告げると適応科を親切に教えてくれます。
◆神経内科とは?
神経内科の「神経」とは心の部分ではなく身体の器官の一部である神経を指します。神経内科の主な病気としてはパーキンソン病や認知症などがあります。
このページをご覧になっている方は恐らく関係がないと思いますが、心療内科と神経内科は全く異なりますので覚えておきましょう。
■ 近所の医者をかかる時には診療科目を確認する
街中にある小規模のお医者さんにかかることもあるでしょう。この時に注意したいのが診療科目が何なのかという点です。
「精神科」と大々的に出ていると患者さんも通いづらくなることを配慮してか、メンタル◯◯クリニックと少々抽象的な名前の病院もあります。
今では大抵の病院は公式のウェブサイトがあるので病院の診療科目が何なのかを確認してから受診しましょう。もし不安であれば事前に電話をして尋ねれば間違いありません。
まとめ:心療内科と精神科の見分け方
ストレスが主に身体の症状として表れているのであれば心療内科、主に心の部分に症状が出ている(不安、抑うつなど)のであれば精神科です。気になる方は事前に病院に問い合わせることができるのでご安心ください。
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