歯肉炎を治す方法(※予防も)
歯周病の中でも第一段階に相当するのが歯肉炎です。そのまま放っておくと歯槽骨にまで炎症が及んで最終的に歯が抜け落ちてしまう怖い病気です。
なおかつ一本でも歯が抜けると周囲の歯とのバランスが悪くなり、どんどん抜けてくるので厄介です。そうならないためにも歯肉炎の段階できちんと治しておく必要があります。
◆歯肉炎とは?
歯肉というのは歯と歯の間には三角形の出っ張りの部分をさします。健康な状態の歯肉はピンク色ですが炎症が出てくると赤くなるだけでなく歯肉の部分が腫れてきます。
毎朝歯磨きをする時に歯肉をチェックする習慣があればすぐに気が付きます。しかし歯肉炎になっても痛みを感じることは少ないので見過ごされがちです。
多くの方が出血や口の中の不快感がきっかけとなり歯肉炎になっていることに気がつくでしょう。ではどのようにして歯肉炎を治すことができるでしょうか。
歯肉炎を治す方法
簡単にできる方法は歯ブラシを使ったブラッシングです。ちょうど歯と歯茎の間に歯ブラシの面を45度の角度で当てて軽くこする感覚で行います。
歯肉炎の原因は歯垢に付いた細菌が原因で炎症を起こすので、日頃のブラッシングで上手に落とすことが必要です。
歯肉炎とは一種の炎症で体調が悪かったり疲れていると免疫が下がって引き起こすこともあります。ていねいなブラッシングとともに休息を十分に摂ることで身体の内側から回復させることができます。
もう一つ加えると、細菌がつきやすくなる環境に「歯石」があります。歯石とは歯垢が固まってできるものです。これは普段のブラッシングで落とすことができません。
それで定期的に歯科を受診して歯石を落としてもらう必要があります。大体半年から一年に一度の目安で十分です。その際に歯茎に炎症が出ていないか確認することで予防することができます。
◆日頃のケアで予防するのも大切
歯肉炎の段階であれば容易に治すことが可能です。それと同時に疲れていたりすると容易に再発することもあります。
それで日頃のケアで再発しないように予防するのも大切なのです。歯磨き時のていねいなブラッシングの習慣、歯磨き粉の中にも歯肉炎を予防する効果のあるものが売られているので使ってみると良いでしょう。
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