脂肪腫は病院の何科で診てもらえるの?
先日うちの家族にに異変が・・
ちょうど顎の下辺りですがポコっと小さなコブみたいなものができて、ここ2~3日でますます大きくなりました。今のところ2センチ位の大きさまで形成されました。
押すと痛みがあるようでちょっと心配です。数日後に病院で診てもらう予定ですが何科で診てもらえば良いのか調べてみました。
もし脂肪腫ならば形成外科で診てもらえる
今回発生した小さなコブ状のような物が恐らく脂肪腫であろうかという理由は幾つかあります。子供の頃に脂肪腫になったことがあり、現在も腕に数ミリ程度の脂肪腫が残っているからです。
もちろん皮膚下に形成された脂肪腫が良性か悪性(脂肪肉腫)かは生検に出してみないと分かりません。現在は押すと痛かったりするので恐らく良性かと楽観的に考えています。
形成外科というのは身体の特定の部位に応じて治療する他の科とは違って範囲は体全体に及びます。皮膚や皮膚下に生じた組織の異常による疾患の治療を行います。
適応範囲は皮膚科とも重なりますが形成外科で扱う治療一覧を見ると、機能や審美性の回復に重きを置いているとも言えます。詳しくは日本形成外科学会のホームページをご覧ください。
[関連サイト] 日本形成外科学会-形成外科で扱う疾患一覧
病院によっては「皮膚科・形成外科」と両方記載されており脂肪腫を診てもらうことができます。ただし脂肪腫であれば手術(皮膚を切開して脂肪腫を除去する)が唯一の治療手段です。
脂肪腫の種類や大きさによっては全身麻酔が必要になることがあります。そうなると入院になるのでもし脂肪腫が既に大きくなっていて心配な方は専門医のいる中規模以上の病院を受診するのがベターです。
[後日談] 今回のケースは正中頸嚢胞でした
関連記事
-
全身性エリテマトーデス(SLE)と精神障害の関係
私の友人で昨年から言動が普段の様子とは異なることが多くなった人がいます。周囲から …
-
ナノイーなどの空気清浄機は花粉症に役立つか?
花粉症の時期になると外出時だけでなく家にいる時も何とか花粉症の症状が出ないように …
-
実は虫歯よりも恐い!?歯肉炎と歯周炎の違いとは?
最近歯をみがいている時に歯から血が出ることに気が付きました。私の以前の認識だと「 …
-
花粉症の時期に避けるべき食べ物と飲み物とは?
3月に入ると日本列島のほとんどの地域が花粉で覆われるようになります。お住まいの場 …
-
職場で風邪を引いたら誰がマスクを付けるべきか
風邪が流行る時期になると職場でも一人、また一人と風邪を引いていく人が増えてゆきま …
-
睡眠時無呼吸症候群(SAS)と扁桃腺の関係
ここ最近気になっているのが睡眠時に呼吸が止まることです。熟睡している時、急に苦し …
-
禁煙をする時にお酒の量を制限する必要性とは?
最近はタバコの値段が高くなってきているのと健康への害が取り上げれらることが多くな …
-
良性発作性頭位めまい症の原因と治療法-体験談
ある日突然、起き上がろうとした時めまいがした経験はあるでしょうか。 めまいの程度 …
-
生食は危険!鶏肉がカンピロバクター食中毒の原因に
皆さんはご存知でしょうか?食中毒の原因として多いのがカンピロバクター菌です。 ノ …
-
プール熱(咽頭結膜熱)の症状と二次感染を防ぐ
昔は子どもたちにとって夏といえばプール!と言うほど楽しみにしていましたが今はどう …
- PREV
- 累積疲労から体を守るために大切なこと
- NEXT
- 尿膜管遺残(膿瘍)手術の入院記録