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寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)の原因と対処法

学生時代、一つの悩みがありました。

それは冬の時期に登校して教室に入り、一時間目が始まるくらいから鼻水が止まらなくなるという現象です。風邪を引いているわけでもなく、なおかつ花粉症の時期でもないのに原因が全く分かりませんでした。(時間の経過とともに収まってくる)

教室内の人前で鼻をかむのは恥ずかしかったのですが(若かった)鼻水が出てくるので仕方がありません。それで学校に行く時にはからなずポケットティッシュを持参していました。

しかし最近、ふとした時に長い間の謎が解けました。まさに私にピッタリの症状です。やっと原因が判明した嬉しさと遠い昔を思い返すつもりで記事を書きました。
 

寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)とは?

寒暖差アレルギーとは読んで字のごとく寒暖差が大きくなることで副交感神経が過度に活発になることで鼻水が出たり鼻が詰まったりと鼻炎のような症状が出ることを指します。

” 寒暖差アレルギーと血管運動性鼻炎は同義ですが、ここでは便宜のため『寒暖差アレルギー』の表現で統一したいと思います。”

個人差はありますが寒暖差が約7度以上になると人の身体は十分に対応できなくなると言われています。例えば私の学生時代のケースを考えてみましょう。

  • 学生時代は東京在住
  • 朝通学(真冬の時期、外気は大体3度前後)
  • 教室に入り、ストーブをガンガン焚く
  • 室温20度以上になる

なるほど・・まさに寒暖差アレルギーですね。

寒暖差アレルギーと花粉症の違いはアレルゲン(原因物質)がないことや、目の炎症や軽い発熱などの花粉症特有の症状が出ていないことで大体判別できます。(もちろん花粉症と共に出ることもあります)

寒暖差『アレルギー』と言っても別に原因となる物質があるわけではないので、医学的には血管運動性鼻炎の方が正確な呼び方なのかもしれません。

私の場合は元々鼻炎持ちだったので「冬になると鼻水が出る」くらいにしか考えてなく、原因は究明できませんでした。(ちなみにラーメンを食べると鼻水が出るのも一種の寒暖差アレルギーなのかもしれませんね・・)

ではどのようにして対処できるでしょうか。

環境の変化を少なくすることと対処療法

簡単にできる点としては寒暖差を少なくすることです。冬の時期はどうしても寒い外気にさらされるので、冬の装備をして寒さ対策をします。それだけでなく鼻周辺も冷えないようにマスクをしておくと安心です。

急激に暖かい部屋に入った時には室温に適した衣服の状態に調節します。アウターは保温性のあるものを、インナーは出かける先の室内の温度に合わせたものにすると上手に調節することができます。

もう一つは鼻炎の症状に関する対処法です。

市販されている抗ヒスタミン剤でも効果がありますが眠くなるので学校や仕事の際に服用するかどうかは症状との兼ね合いで決める必要があります。室温に慣れると自然と鼻水が止まるのであればさほど気にする必要もないかもしれません。

鼻炎の角度から考えるならば、アルコール類を摂取すると血行が良くなり鼻炎にかかりやすくなるのでお酒は控えた方が良いかもしれませんね。
 

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