油もので腹痛になるが下痢ではない、その理由とは?
最近、不思議な症状に悩まされました。
油を多く使ったラーメンを食べたところ、ちょうど10時間後に腹痛に悩まされるのです。1度だけではなく、他の店で同様のメニューを頼んだ時も、お腹が痛くなりました。
【※イメージ図ですw】
キリキリとお腹が痛むのでトイレに駆け込みますが下痢ではありません。しかしなぜ下痢でもないのに便意を催してお腹がキリキリと痛くなるのでしょうか?
その原因とは・・
質の悪い油は腹痛や下痢を引き起こす可能性大
油自体が消化の悪い材料の一つですが、質が悪ければなおかつ腹痛を引き起こす可能性が高いのです。
そもそも飲食店で油を大量に使う料理(特に中華料理)において、リーズナブルなメニューは原料(油も含む)もそれなりの物を使っています。
普段スーパーで購入して自宅で使うものとは「何かが」違うのです。
私の経験上、食べてからちょうど10時間後というのは消化の過程で腸が異物と検知した結果でしょう。消化が十分にできないと腸は急いで体外に出そうとするので蠕動を開始します。同時にお腹もキリキリと痛みます。
つまり下剤のような働きをするわけですね。
もう先ほどのお店は行けませんw
ファストフードで身体が反応する人は要注意
質の悪い油以外にも『過酸化脂質』の存在も見逃せません。
ファストフードに行くと油で揚げたものが多く売られています。代表格となるのはフライドポテトやチキンです。揚げるのに使う油は熱して酸素と反応すると過酸化脂質になるのです。
油は普通、一度使っただけで取り替えるわけではないので、人によってはポテトやチキンを食べて下痢になる人もいます。過酸化脂質は腸にマイナスに働くのが原因です。
同様に、スーパーやお惣菜屋さんで使われている揚げ物も色をじっくりと観察してみましょう。使い古した油で揚げている食品は独特の濃い色をしています。
もし店で売られている揚げ物が原因で腹痛や下痢をするのであれば、過酸化脂質か質の悪い油、あるいは両方が関係しています。身体が拒否しているサインなので、摂取を控えるのが一番の方法です。
腹痛や下痢が続くようであれば病院へ
使っている物が悪ければ身体は反応します。
しかし自宅で普通に使っている油でも身体が反応するのであれば、油を使う量を調整する必要があります。もちろん腹痛や下痢はその日の体調やストレス、部屋の室温や食べ合わせも大いに関係しています。
もし何も心当たりがないのに腹痛や下痢が続くのであれば内臓疾患の疑いもあります。心配になりますが早期発見に越したことはないので、専門医に診てもらうのがベストです。
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